一色清の世の中ウオッチ 略歴

記事一覧

  • 2014年02月13日

    そこにある依存症の危機 (第34回)

     「そのとき私の目の前には、サラリーマンの平均生涯賃金のおよそ10人分にあたるチップが山積みされていた。総額20億円」という書き出しで始まる『熔ける』(双葉社)という本を読みました。大王製紙元会長の井川意高氏が、社長在任中にカジノにはまり、会社から借 …続きを読む

  • 2014年02月06日

    「ゆとり世代」は実はすごいのではないか (第33回)

     「ゆとり教育で分数の計算もできない大学生が増えた」「ゆとり教育で好きなことしかしない若者が増えた」などといった「ゆとり教育」批判が燃えさかり、2011年度から「脱ゆとり教育」が始まっています。「ゆとり教育」を受けた世代は「ゆとり世代」(1987年度 …続きを読む

  • 2014年01月30日

    超ワンマン経営の会社はいいか悪いか (第32回)

     サランラップやへーベルハウスといえば、どこの会社の製品か分かりますか。旭化成グループですね。駅伝や柔道が強いことでも知られています。この旭化成の社長交代の発表が1月24日にありました。71歳の会長と66歳の社長が退き、61歳の子会社社長が新社長にな …続きを読む

  • 2014年01月23日

    就活大失敗が導いた成功 (第31回)

     「一色さん、新作が出ますので、送りますね。読んでください」。30代の小説家A君からメールが来ました。彼は、すでに小説の単行本を何冊も出しています。すべてそれなりに売れていますし、映画になった作品もあります。最近は、あちこちで講演もこなしているようで …続きを読む

  • 2014年01月16日

    サントリーがバーボンを買った理由 (第30回)

     わりと若い頃から、パブとかスナックとかショットバーとかいわれる店に入って「何にしますか」と聞かれると、「バーボン」と答えることにしています。ウイスキーの銘柄にこだわりはないのですが、何か答えないとかっこわるいですよね。だから、渋めに「バーボン」とつ …続きを読む