「面接うかれ」に注意! 緊張感は忘れない
現在、みのるはテレビ局を受けています。面接の報告で気になったことがあったので今日はそのお話を。
テレビ朝日での2次面接でのこと。面接官は二人、時間は5分程度でした。
「絶対いけると思えたんです。リラックスして話せました。会話も盛り上がって、珍しく面接官からも笑いが起こって、自分としては手応えを感じたのにだめでした。何が悪かったんでしょう?」
私の印象ですが、みのるはそれほど笑いの取れるキャラではありません。まっすぐに実直に考えを述べる姿が好ましい学生です。面接官にした話の内容は置いておくとして、この話を聞いてすぐに思い浮かんだのが面接慣れしたころによく陥りやすい「面接うかれ」です。
面接は誰もが多かれ少なかれ緊張して臨むもの。多くの面接官はその緊張をなるべくときほぐし、学生がふだんの自分を出せるような雰囲気をつくろうと配慮してくれます。一方で、面接をいくつも重ねて慣れてくると、その緊張感を忘れ、親しく会話できることがコミュ力であるかのような気になる人がいます。選考を受ける立場の人なのに、まったく緊張感が伝わってこないと、選ぶ方にとってはあまり気持ちがいいものではありません。「フレッシュさ」を感じないのです。
製薬会社に内定したN.D.先輩は「就活ニュースペーパーby朝日新聞」の「教えて!先輩」で次のように語っています。
Q.13 就活の落とし穴はこれ!
A. 「面接は会話のキャッチボールだ」と、よく言われています。しかし、面接に慣れ過ぎた私は、ある企業の最終面接でただの日常会話をしてしまったことがあります。最終面接であるのに緊張感などまるでなく、居酒屋で仲良くなった人と会話するかのような面接をしてしまいました。もちろん結果は落選。面接は会話のキャッチボールです。しかし、あくまで「面接官と学生」という枠組みの中でキャッチボールをしなくてはなりません。面接に慣れると、「何を話しても通る」という錯覚に陥りやすいと思いますが、そういうときこそ初心を忘れてはいけないと感じました。
まさにこの通りだと思います。あくまで面接。緊張しすぎないのはとても大事ですが、「選考を受けている」という最低限の緊張感は忘れないようにしましょう。「教えて!先輩」では2014年新卒の先輩が自分の就活を振り返っていろんな質問に答えているので、参考にしてください。
それではまた。
なおこ