結→起→承→転→結
先日、とうまが近況報告にきてくれました。
現時点で、ESを提出したのは28社、ESの結果が来た14社はすべて通過しています。メーンの面接は4月からなので、しばらくは新たにエントリーはせずに面接の準備をするそうです。とうまの表情は、毎日が充実している様子でたくましく、以前は仕事選びの軸がうまく書けないと悩んでいた(※)のに、短期間でずいぶん成長したように感じます。(※なおこの就活道場第8回参照)
とうまに、周りの友達の様子はどうかと聞くと「ESが全然通らない、書けないって人がいますね」と。そんな友達のESを見てどう思うか聞いてみました。「文章が読みにくいんですよね」。読み始めても、設問に対してキーポイントが見えないのでだらだらとしばらく読まなくてはいけない。何が言いたいのか分かりにくいと言っていました。
とうまが気をつけていることは「文章は短く、結→起→承→転→結にまとめる」。言いたいことを全て言おうとして一文に詰め込んでも読みにくいだけ。また、一項目の中を「起承転結」で書くより、まず先に結論をひと言で書く「結起承転結」の形にした方が、ある程度の文字数がある項目の場合、読み手に言いたいことが伝わりやすくなります。
「自分の感情をこめる」。経験したことだけでなく、その経験についてどう思うか、さらには、それを生かして「仕事ではこうしていきたい」というところまで書くように心がけているそうです。
「キーポイントだけ伝えて、面接用に少し穴を作る」。すべて書ききってしまっても面接で同じ話しかできない。聞いてもらいたいところはあまり書き過ぎないようにしていたそうです。これは、2014年新卒の内定者の先輩たちもよく言っていました。ただ、面白いと思わなければ聞いてもらえません。突っ込んでもらえるよう魅力的なキーワードは書いておく必要があります。
これらの点を意識して書くようにしたら最初の方に書いた文章と比べてだいぶ読みやすくなったそうです。
とうまは「ESを書く作業はそんなに苦じゃなかった。一つ一つの項目に対して、自分の人生を振り返り、将来を重ね合わせる。こんなにいろいろなことを考えたことはなく、いい機会だった。楽しかった。」と言っています。とうまのESで気をつけていること、皆さんも参考にしてください。面接に向けての準備についても近々紹介したいと思います。
それではまた。
なおこ