今回のエンジェル企業は、創業者の鳥井信治郎が残した名言「やってみなはれ」で知られるサントリーホールディングス(SHD)です。朝の連続テレビ小説「マッサン」に登場する鴨居商店のモデルにもなっていますね。2014年の売上高がキリンホールディングスを抜いて、国内飲料メーカーの首位になったことでも話題になりました。創業は1899年という老舗。美術館にコンサートホール(右写真)、東北の復興支援から、水を育むための森づくりまで、幅広い社会貢献でも知られています。
2013年12月末時点で、SHDの社員数は4765人、女性社員は2割ちょっとです。2013年に東証一部に上場した、食品事業を担うグループ会社のサントリー食品インターナショナル(SBF)の社員は1518人、女性社員が1割強です。国内外のグループ企業の従業員を合わせると37000人(2014年12月末)を超える巨大カンパニーですが、これから紹介するのは、SHDとSBFの2社と雇用契約を結ぶ社員の話です。