なおこの就活道場 略歴

2014年04月28日

【GWにやるべきこと】ここにきて目立つ準備不足 (第17回)

就活は代わってあげられない

 みなさんこんにちは。
 最近、みのる、りか、とうまの他にも「朝日学生キャリア塾」でかかわった学生から「最終に進んだので面接練習したいです」「面接で先に進めません……」といった連絡がよくあります。今日はその時のお話を少し。

 面接がうまくいかない。なかなか内定をもらえない、周りの友達がみんな決まっている。このごろ模擬面接をすると、そういった不安な気持ちが高まって泣き出す学生が多くいます。

 面接は面接官との相性もあるので、うまくいったと思ったのに落ちることがあれば、うまくいかなかったと思ったのに次に進むこともあります。本当のところの落ちた原因は、いくら面接の内容を報告してもらっても分からないのですが、模擬面接をすると見えてくることがあります。

 例えば
▼サービス業で「人との関わり」に関心がある企業を志望する学生。スタバでアルバイトをしていたというので「客に感謝された体験を教えてください」と聞いてみたら答えられない。その企業が何を大事にしているか考えてみると「必ず聞かれる質問」は予想がつきます。聞かれそうな質問とその答えは複数用意してから臨むといいでしょう。
▼「学生時代がんばったことは?」という質問に対して「ビジネスコンテストです」との答え。「自分の提案した内容を教えてください」と聞いたところ「すみません、わかりません」。この学生は、実際の面接で内容を答えたところ「なにそれ、つまらないね」と言われたことにショックを受けて怖くて言えなくなったのです。だからといって「わかりません」では本当に頑張ったというのがウソになってしまいます。内容をじっくり聞いてみると、けっしてつまらないものではありませんでした。伝え方によって聞き手の印象も変わります。

 企業研究が足りない、というのは自分でも気がつくかもしれません。気付きにくいところで自分の体験の言語化がうまくできていない人は多くいます。実際にすぐに取り掛かった方がいいと思います。
 今からでも遅くありません。まだ納得のいく就活ができていない人は、このGW中に新たな企業へのエントリーと自分の体験の洗い出しを進めてみてください。

 それではまた。

 なおこ