(写真は、日中首脳の共同記者発表後、握手する安倍首相と李首相=5月9日、東京・元赤坂の迎賓館、代表撮影)
- トップ >
- 就職最新情報を知る >
- 就活イチ押しニュース >
- 記事一覧 >
- 記事詳細
(写真は、日中首脳の共同記者発表後、握手する安倍首相と李首相=5月9日、東京・元赤坂の迎賓館、代表撮影)
尖閣問題で対立
もともとある歴史認識をめぐる対立や尖閣問題が解決したわけではありませんが、アジアの2大国がずっと角突き合わせているのはいいことではありません。安倍政権は対ロシア外交が思うようにうまく進まず、中国は南シナ海の領有権をめぐってベトナムなどと対立するなど、それぞれの事情もあって関係改善に乗り出したところです。「米国第一」を掲げる米国のトランプ大統領が保護貿易主義に傾くなか、自由貿易体制維持へ協力する意味もあります。
日中友好40年で「新しいスタート」
首脳会談では経済関係で以下のことに合意しました。
◆金融機関などが人民元で中国本土の証券に投資できる「人民元適格国外機関投資家」(RQFII)の投資枠が日本に付与されることになりました。欧米諸国には先に認められていて、日本が取り残されていました。三菱UFJ、みずほ、三井住友の3メガバンクグループは枠を申請する方向です。
◆日中ビジネスの第三国での展開について話し合う官民合同の「委員会」の設置。
◆高齢化や教育などのサービス産業で技術協力を促進。
◆日中の映画製作者の交流強化や共同製作を拡大するための「映画共同製作協定」。
(写真は、日中平和友好条約締結40周年を記念するレセプションで乾杯する、左から李首相、安倍首相、経団連の榊原定征会長=5月10日、都内)
「一帯一路」への期待も
中国の人口は、日本の10陪超の約14億人。人口減少で国内市場が縮小する日本の輸出企業にとっては、こんなに魅力的な市場はありません。1人当たりのGDP(国内総生産)はまだ日本の4分の1ほどですが、富裕層や中間層が急増しており、訪日旅行客(インバウンド)も着実に増えています。国内産業も大きな恩恵を受けています。今後、その人口大国で高齢化が進みます。日本は「高齢化先進国」ですから、介護など高齢者向けビジネスを展開する企業にはチャンスです。
志望する業界・企業が中国とどう関わりがあり、今後どんな可能性があるか。ニュースや企業サイトで調べたり考えたりして、企業研究を深めてください。
※「就活割」で朝日新聞デジタルの会員になれば、すべての記事を読むことができ、過去1年分の記事の検索もできます。大学、短大、専門学校など就職を控えた学生限定の特別コースで、卒業まで月額2000円です(通常月額3800円)。お申し込みはこちらから。
2025/05/19 更新
- 中野サンプラザは白紙 学校や病院建設も遅れ 工事費5年間で3割増(09:00)
- 台湾詣で、自治体トップ続々 半導体誘致「不交付団体も夢じゃない」(08:00)
- 決算会見でトップが語る自信と不安 東海企業にもトランプ関税の影(07:30)
- 商品の配達は「自動走行ロボ」、セブンが都内で実証実験 各社も続々(07:00)
- 米自動車、関税値上げ警戒で「駆け込み需要」 市場冷え込みの予想も(06:00)
※就活割に申し込むと、月額2000円(通常3800円)で朝日新聞デジタルが読めます。
就職最新情報を知る
企業と業界を知る
ニュースで就活力を高める
-
1
就活イチ押しニュース大卒求人倍率変わらず「売り手市場」、求人数は減少? 今後の就活どうなる【就...
-
2
就活イチ押しニュースコンクラーベ決着 「出したい人」選ぶ仕組みに注目【週間ニュースまとめ4月2...
-
3
就活イチ押しニュース「チャットGPT」運営のオープンAI、営利企業化断念 今後どうなる?【イチ...
-
4
就活イチ押しニュース「電話が嫌すぎる」退職も 電話を克服する方法は? メリットは?【就活イチ押...
-
5
就活イチ押しニュース大手マスコミに落ちて本当の自分の志望に気づく【26卒学生の就活ルポ32】
-
6
就活イチ押しニュース和歌山のパンダ4頭が中国に返還へ 今後はどうなる?【週間ニュースまとめ4月...
-
7
就活イチ押しニュース中国でロボットがハーフマラソン大会 日本はどうか?【週間ニュースまとめ4月...
-
8
就活イチ押しニュース企業研究にもChatGPTを活用しタイパよく情報収集【26卒学生の就活ルポ...
-
9
就活イチ押しニュース海外赴任中の「過労死」、実は対策不十分 実態を知ろう【イチ押しニュース】
-
10
就活イチ押しニュースオープンカンパニー何回も通って「会社を理解できた」ことが内定の要因【26卒...