2025年07月21日

【27卒学生の就活ルポ】面接で大切なのは「会社への理解度」【アニマルさん1】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 夏に向け、すでにスタートを切っている2027年卒(大学3年、修士1年)の就活をルポする連載。今回は、地方公立大の理系学部女子学生のアニマルさんが登場します。食品に関する勉強をしているアニマルさんですが、いまは好奇心のおもむくまま、幅広い業界にエントリー中。自分にあう会社に行きたいですが、自分の適性は何なのか、まだ自分ではよくわからないという悩みがあります。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【地方公立大理系学部 3年女性 アニマルさん】

<現在の就活>気になる会社にはどんどんエントリー中
 地方の公立大で食品に関する勉強をしています。キャリア形成のための授業があり、2ヶ月ほど前にエントリーシートの書き方などを教えてもらった流れで就活を始めました。現在は、夏のインターンシップに参加するための活動をしています。
 IT業界や食品業界に興味があり、大学の授業でも「気になる企業にエントリーしていこう」というテーマがあったため、なんとなく気になる企業にエントリーしています。またオファーボックスにも登録し、インターンシップや面談のオファーが来て、6月は5社くらいの1Dayインターンに参加しました。フィンテック系の企業など、面白そうだなと思うところもありました。建設の施工管理会社にも参加しまして、これも面白そうでしたね。好奇心があるほうなので、知らなかった会社でも気になったら調べて参加したいと考えています。就活において地方在住という点は、東京より若干不利かもしれませんが、住んでいる市が就活イベントを開催してくれるのでありがたく参加しています。

<就活の不安>自分の適性にマッチした会社が見つかるのか
 実はまだ自分のなかで就活の軸が定まっていないまま活動しています。直感で動くことが多く、いまの就活のやり方では上手くいかないかもしれないし、いざ仕事をはじめてみたら「これは違う」というふうに感じないだろうかと不安になります。
 就職できないのでは、という不安よりは、自分が就職したい会社が果たして見つかるのだろうかという不安がありますね。自分の適性にあった会社が見つかればいいのですが、その適性が自分ではよくわからない。適性検査もやってみたのですが、結果はいまいちぴんと来ませんでした。時と場合によって行動の仕方が異なるためか、志向がまとまっていないというふうに出てくるんです。

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