2025年07月14日

【27卒学生の就活ルポ】強みは「継続力」 適性検査対策に不安【カメラさん1】

テーマ:27卒学生の就活ルポ

 夏に向け、すでにスタートを切っている2027年卒(大学3年、修士1年)の就活をルポする連載。今回登場するのは、首都圏私立大の文系学部に所属する男子学生の「カメラさん」です。大学では写真サークルに所属するカメラさん。能力面で不安があり福利厚生面でのサポートを重視して企業選びをするそうです。人をサポートする仕事に興味があるといいます。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【首都圏私立大文系学部 男子3年 カメラさん】

<就活をはじめたきっかけ>まず適性検査対策から手をつける
 私の通っている大学は就活支援の体制が整っていて、必修の授業として就活対策のマナー講座などがあります。そういった授業の講師で来たナビサイトの人が「就活は3年生の4月からスタートすることをお勧めする」という発信をされていたので、はやめにスタートすることを決めました。
 まず手をつけたのは適性検査、SPIや「玉手箱」の対策です。市販の教科書を買ってやっていますが、数的処理系がすごく苦手で、果たして選考に通るかなあと不安になっています。ある企業の選考でeF-1Gという適性検査を受けましたが、これは答える時間が非常に短く、苦戦しました。

<企業研究>FP3級を取得し金融業界にも興味
 春には2回、合同企業説明会にも行きました。就活先は自分が知っている会社からしか選べないと考えると、たくさんの企業を知っておくことは大切だと考えて参加しましたが、本当にこんなにたくさん会社があるんだと勉強になりましたね。
 人をサポートしたり、裏方で支えたりしていく仕事に興味があります。ファイナンシャルプランナー3級の資格をとったことから、金融業界も面白そうだと考えているところです。
 会社を見る際には仕事内容もそうですが、自分は少し学習などの能力面で不安があるため、福利厚生面でサポートがあるかどうかも気にしてチェックしています。大きな企業、安定している企業のほうが、そういったサポートがしっかりしている印象があります。また、障害者雇用に積極的な企業もチェックをしています。いまはIT系企業や金融系など幅広い業種で10社弱エントリーをしていまして、エントリーシートをとにかく書いているところです。ESも、大学のキャリアセンターによく見ていただいています。

<自己分析>強みは「継続力」
 これまでの経験でよかったこと、悪かったことを書き出して、エクセルのシートにまとめたりしています。自分の強みは「継続力」かな、と考えています。小さいころからずっとピアノを続けていて、いまはチャイコフスキーを弾ける程度になりました。これからはなんとか、4年生になるまでには内定を決めたいな、と考えているところです。

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