(写真は、「『日本の食品』輸出EXPO」の会場)
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(写真は、「『日本の食品』輸出EXPO」の会場)
政府の目標は食品輸出1兆円
政府がこうしたイベントに関わるのは、農産物・食品輸出を成長戦略の一つと位置づけているからです。日本の農水産物や加工食品の輸出額は、2012年の4497億円から増え、2016年は7503億円と4年連続で過去最高となり、政府は1兆円を目指しています。国内は人口減少で縮みますが、世界の食市場は2009年の340兆円から、2020年には680兆円に倍増する見込みです。ただ、国ごとに比べると、日本は2013年で60位。日本の輸出先1位の香港でも、輸入額全体に占める日本の割合は2%にすぎず、8位です。逆に言えば、これから輸出を伸ばす余地があるとも言えます。
(写真は、見本市の紀文食品のブース)
ホタテ貝、お酒…
日本と欧州連合(EU)の間で大枠合意した経済連携協定(EPA)や、米国が離脱したものの残り11カ国での合意を目指している環太平洋経済連携協定(TPP)など、いろいろな国との自由貿易協定の交渉が進んでいます。基本的に関税を引き下げて貿易を活発にしようというものですから、日本の農産物・食品輸出にとっては追い風です。
・「日欧EPA大枠合意はトランプ大統領のおかげ!?」(2017年7月6日)参照。
ただ、2016年の日本の農産物輸出の伸びは前年比0.7%とわずかでした。輸出に不利な円高傾向が影響したとみられますが、海外の消費者のニーズに合わせて商品を開発する「マーケットイン」の発想が足りないとの指摘があります。コストを下げるための効率的な物流の仕組みづくりも課題です。まだまだこれから開拓していく分野ですから、企業はこれから入社するみなさんに期待しているはずです。
どんな企業が?
・「『日本の食品』輸出EXPO」出展企業一覧
・近大マグロについては「マグロ完全養殖は成長産業 水産大手が続々参入!」(2017年8月9日業界研究ニュース)参照。
(写真は、見本市に出展した東洋ライスのブース)
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2025/07/03 更新
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