……はい。あえてきちんと書いてみました(笑)。
面接・ESに敬語表現が必須……というのは皆さん理解しているでしょう。そしてその先に待つ社会人生活でも、ふさわしい敬語を使えることはある意味「基本」だと言えます。
「若者の言葉の乱れ」なんて、よく言われます。しかし文化庁の国語世論調査(2013年度)によると、「敬語を必要だと思う」割合が20代以下はなんと100%。個人的にはちょっと意外ですが、うれしくもあります。敬語表現は日本語の美徳の一つだと思うので……。
しかし敬語を「必要だ」と思っていても、適切に使えなければ台無しどころか、逆効果にさえなります。就活はもちろんのこと、接客のアルバイトをされている方にとっても役に立つと思います。
前置きが長くなりました。冒頭の一文。
・致します = 「する」の謙譲語
・ご存じ(です)= 「知る」の尊敬語
です。
尊敬語は「相手を高める」、謙譲語は「自分を下げる」ことで敬意を示すのがポイントです。これを混同して、逆に使ってしまうことがよくあります。敬意どころか、失礼になりますよね。
前回同様、いくつか例文を挙げるのでどこがおかしいか考えてみましょう。