パソコンにせよスマホにせよ、このIT化社会の中で「手書きする」という場面が減っているのは事実です。先日行われた国勢調査にもインターネットでの回答が導入され、総務省が想定していた1000万世帯を大きく上回る1917万世帯が利用したそうです。
ところがどっこい(死語?)。こと就活になると、なぜかまだまだ「手書き」が幅を利かせている……というのは私より皆さんの方が痛感されていることでしょう。ESしかり、履歴書しかり。作文・論文しかり。ウェブエントリーが多数派ですが、今でも、あえて手書きさせる会社もけっこうあります。
10枚くらいならいざ知らず(それでも十分大変ですが)、何十枚と手書きをさせられる皆さんにしてみれば、
「(業界・会社によって違う)ESはまだしも、基本的に同じ事を書く履歴書くらいコピー&ペーストのたやすい電子入力にさせてほしい……」
と思うのもやむを得ません。
先月、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんが「履歴書の手書きは効率が悪い」とツイッターで発言したことで、ちょっとした議論が起きました。その話は次回に回して(毎度恒例のじらし……笑)、今日はそもそも「手書き」、特に漢字の手書きの「正しさ」ってなんぞや、という話をご紹介したいと思います。