なおこの就活道場 略歴

2016年05月11日

内定獲得のカギは「健康さ」!(番頭フッキーの「就活イヤァオ!」その28)

 まいど! 「なおこの就活道場」番頭のフッキーです。毎回、就活生の陥りがちな悩みを「イヤァオ!」と一刀両断する言葉をお届けいたします。

 ぼつぼつ、「内定」をゲットしている学生が増えてきています。IT系企業はすでに選考を終えているところもありますし、いわゆる経団連加盟の企業でも、開き直って実質的な選考を進めているところがたくさんあります。

 早い段階で内定をとれる学生の資質とは何か。いろいろありますが、内定をとる学生を見ていて私が特に重要だなあと思う要素はこれです。

 「健康さ」

 なんだそれは、自衛隊の入隊条件か!と思うかもしれませんが、結構あなどれないポイントです(念のためですが、持病がある人は採用されるのが難しい、という話ではありません)。

 新卒採用にあたり会社側が一番懸念するのは「本当にこの学生は会社で働き続けてくれるのか」という点です。高いコストをかけて採用したのに、すぐ辞められたりしたら元も子もありません。「別にすぐ辞めても構わない」と考えているような会社は、いわゆるブラック企業なので近づいてはいけません。

 「辞めなさそう」と思える最大のポイントは何か。学生の気質と会社の社風とがフィットしているかはもちろんですが、大前提のポイントは「健康さ」です。会社生活というのは学生生活に比べてはるかにミッションも多く時間的拘束も長いため、心身ともに間違いなく疲弊します。その疲弊を乗り越えられるだけの「健康さ」が感じられないと、採用の障壁となるでしょう。

 そのためには体の健康とともに、「心の健康」も大切です。人それぞれ、心のかたちは様々なので「こういう心の持ち主でないとダメ!」という言い方はできませんが、少なくともネガティブ思考、ひねくれた心、自分に自信が感じられないといった要素を持っていると、プラスには評価されないと考えた方がいいでしょう。

 といっても、いきなり内面を変えるのはなかなか難しいと思います。そこでまずは見た目から「健康そう」に変えてみましょう。いつもよりも声を大きくする、胸を張って姿勢をよくする、笑顔をつくるといったこの欄で繰り返しているポイントは、「健康さ」をアピールする重要な要素と考えてください。相手のむちゃな質問に対して笑顔ではっきり受け答えするだけでも、「困難に対してへこたれなさそうな雰囲気」が十分に出ます。エピソードも、「健康さ」をアピールできるポイントは意識してしっかり話しましょう。シンプルな「体力自慢」や「目標達成のために、時には深夜まで働いた」といった要素も、プラス評価につながる項目です(そればかりアピールするのはNGですが)。今年内定をはやばやと2つ獲得した都内の私立女子大生は、学業と並行して月に数回、畑仕事の手伝いをこなし「体力には自信があります」というアピールポイントが面接では結構受けたそうです。

 そして、大切なのは自信です。これも当欄では繰り返していますが、ふだんは自信がなくて顔をあげて道を歩けないという人も、面接のあいだの数十分間だけは俳優になったつもりで、自信をもって堂々と臨んでください。