(写真・昨年にアイリスオーヤマが実施したインターンシップ=東京都/朝日新聞社)
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(写真・昨年にアイリスオーヤマが実施したインターンシップ=東京都/朝日新聞社)
体調管理は大切、参加社数増やしすぎずに
「就活ニュースペーパー」では、26卒の学生5人に就職活動についてヒアリングし、その様子を就活イチ押しニュース内の「26卒学生の就活ルポ」カテゴリーで適宜、紹介しています(リンクはこちらから)。5人の通う大学は所在地も文理も国公立・私立もそれぞれバラバラですが、全員がこの夏行われるインターンシップ(開催期間が短い「オープンカンパニー」含む)に参加しています。
インターンシップの内容はさまざまです。会社説明会の延長のようなイベントもあれば、チームを組んで与えられた課題を解いていくもの、実際に業務を体験できるものもあります。最後に発表があるようなインターンシップの場合、発表内容を詰めていくために参加者が夜遅くまでオンラインで打ち合わせを重ねることもあるそうです。
春ごろから複数のインターンシップに参加してきた地方国立大の工学部男子学生・シンヤさん(仮名)は、やはりそういった発表型のインターンが続いた結果、体調を崩して自律神経失調症と診断されたそうです。ほかにも体調を崩している学生はたくさんいたといいます。
「スケジュールを詰めると体調にひびくので、インターンシップ先を月3社程度におさえるのが正解なんだと思います」とシンヤさんは語っています。
選考通過しても日程バッティング、断る際にはメールで丁寧に
東京の私立大に通う法学部男子学生・ケイジさん(仮名)も、8月はインターンのない日が7日程度しかないそうで、「睡眠を犠牲にしないようにしています」と言います。今年は酷暑にくわえて感染症の流行もあり、夏を乗り切るために体調をうまく管理することはとても重要になっています。
それだけに、スケジュール調整に頭を悩ませる学生も少なくありません。インターンシップを行う企業が増えた結果、日程がバッティングすることも多くなっています。また夏は大学のテストや、理系学部の場合は実験の日程もあり、そことの調整も必要です。前述のケイジさんも、8~9月はアルバイトの予定を入れずにインターンシップに備えています。
選考を通過しても、日程を考えて参加を断らなければいけないケースもあります。前述のシンヤさんは、実際に体調不良にもなっていたのでその理由を書いたうえで「丁寧に断りのメールを入れるようにしていました」といいます。
ホームページで知れない社風を肌で感じるチャンス
インターンシップは選考につながるという直接的なメリットもありますが、そうでない場合でも、その会社の社員と話す機会を持てる、社風を肌で感じることができるという大きなメリットがあります。会社選びをすすめるうえでは、とても重要な情報です。
シンヤさんは、インターンシップなどで社員と話すと「波長があう会社、あわない会社」があるといいます。ベンチャー企業のように大きな裁量がある会社で働きたいと考えているシンヤさんですが、同じベンチャー企業でも会社によって裁量の与え方や仕事の進め方、新入社員へのフォローの仕方などに違いがあり、そういった社風は社員と接することで感じ取れると語ります。そのなかで、自分にあいそうな企業が自然と絞られてくるのです。
地方私立女子大のデザイン系学部に通うアスカさん(仮名)は、「大人って楽しい、と伝えてくれる社員がいる会社はいいですね」と語ります。会社のホームページや一方的な会社説明会からは、なかなかそういった社員のホンネまで知ることはできません。実際に社員と会話を交わしたり、できれば仕事の様子を見たり手伝ったりすることで、自分がそこで働き続けられそうかをより深く感じ取ることができると思います。「自分がここにいて、働いている姿」をクリアにイメージできるかどうか、ぜひ心に留めてインターンシップに参加してください。
落ちても本選考で巻き返せる
選考につながるようなインターンシップは受け入れ側の準備が大変なこともあり、狭き門であることがほとんど。学生の多くが参加するようになったことで、倍率はますます上がっています。
インターンの選考に落ちたとしても、本選考で巻き返すことは十分に可能です。選考の過程でエントリーシートをブラッシュアップしていったり、何度も面接を重ねることで経験値をあげていったり、インターンシップへの挑戦は就活にとって必ずプラスになります。体調管理を最優先にしながら、この夏を乗り切っていきましょう。
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