2025年05月28日

対面面接のときは1時間前に現地に着くように【26卒学生の就活ルポ33】

テーマ:学生の就活ルポ

 2026年卒学生の就職活動を適宜、「就活ニュースペーパー」で紹介するこのコーナー。今回は、内定をキープしながら現在も就活を継続しているケイジさんが登場します。大手企業数社に絞って就活を続け、最終面接まで進んだ企業も。対面の面接機会が増えていますが、1時間前には現場に着いて準備するなど、焦って本番にのぞまないように気をつけているそうです。いよいよラストスパートの時期、これまでの経験をフルにいかして就活に挑みます。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内私立大法学部 3年男性 ケイジさん】

■自分の書いたESの内容は忘れないように
 春から就活を再開しまして、いま最終面接の結果待ちが通信系企業1社、3次面接まで進んだのが金融系企業1社です。ほかに2社、連絡待ちですがかなり待たされているのでサイレントお祈り(不採用)かもしれません。1社は残念ながら最終面接で落ちました。

 通信系の最終面接は1対1でオンラインでした。ガクチカや志望動機、他社の内々定を持っているのにうちを受けているのはなぜかといったことを聞かれました。ジョブローテーションをちゃんとやる企業という印象があり、自分がやりたいことだけではなくいろいろな職種を体験してみたい、と言うことは意識して面接に挑みました。手応えはまずまずあったと思います。

 金融系企業のほうはあまり手応えがなくて……。ここは対面で、向こうが4人、こちらが1人という面接でした。相手側がこちらの情報をかなり調べている、と感じましたね。たとえばどの時期のインターンシップに参加していたか、していなかったとか、自分については「マイページをかなり早く作ったんですね」と言われて、いつ作ったのか自分では記憶がなくしどろもどろになってしまいました。ウェブエントリーの際に自分が何を書いたか、いつごろからマイページをつくったかといったことはちゃんと事前に思い出しておかないと困ると痛感しました。

■準備がしっかりできている会社は選考通過する
 最終で落ちてしまった会社は、専門職志望でエントリーしたのでそもそも採用人数が少なかったのが原因かもしれません。あまり面接も盛り上がらず、事前に会社でかなえたい夢について聞きたいと連絡があったのですが、それも聞かれませんでした。選考に通過した友人は、リファラル選考(内定者や社員複数から推薦をもらって初期選考をスキップできる仕組み)をつかっていました。

 面接でうまくいくときは自分の準備もきちんとできていて、会社側が納得できるような回答ができているときですね。企業のウェブサイトに出ている内容は会社が大切にしていることなので、できる限り把握してそれに沿った志望動機などを話すようにしています。あと、前回で話した内容を思い出して一貫性をもって話さないとつっこまれます。「前の面接でこんなことを言ってませんでしたっけ」と言われてしどろもどろになったことがありました。

 対面での面接も増えてきました。ギリギリの時間に行かないよう、スタートの1時間前には現場に着いて喫茶店などで準備をするようにしています。オンライン面接のときにも最低限2~3時間前に起きて、話すことは事前にまとめるようにしています。

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