(写真は、新型コロナの影響で減便となり羽田空港に駐機中の日本航空の機体=2020年5月11日、東京都大田区、朝日新聞社ヘリから)
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(写真は、新型コロナの影響で減便となり羽田空港に駐機中の日本航空の機体=2020年5月11日、東京都大田区、朝日新聞社ヘリから)
JALは1500人採用見送り
ANAは2500人中止
HIS、USJも中止
来年の採用はどうなるのでしょう。JALの赤坂社長は「回復には3年くらいかかり、人員の余剰感は来年度も続くだろう。これ以上、余剰を増やす採用はない」と話しました。コロナの収束次第ですが、当面厳しい状況が続くのは間違いなさそうです。とくに、航空、ホテル、テーマパークなどの業界は、人件費や設備費などの固定費が高く、景気悪化の直撃を受けやすいといわれていることも知っておきましょう。
ただ、多くの企業は、バブル経済崩壊後の1990年代に採用数を激減させました。いわゆる「就職氷河期」です。しかし、このときに絞り過ぎて、いま中核を担うべき40代の社員が少ないなど年齢構成がゆがんだことを反省し、景気に左右されずに一定数は必ず採ることにしている企業もあります。コロナで業績が厳しくなって採用を減らすにしても、一定数は維持する企業が多いとみられています。そんな中でもANAやJALが採用を中止したということは、それだけ切羽詰まっているということでしょう。
●コロナでANA、JALが資金難に!航空ならではの事情とは【業界研究ニュース】参照
(写真は、入場制限を全面的に解除したUSJ=7月20日、大阪市此花区)
企業の対応力に注目
新型コロナをめぐっては、米国の名門衣料ブランドのブルックスブラザーズの経営破綻も話題になりました。ニューヨークで創業して200年余り。米国流スーツスタイルの象徴的存在で、歴代大統領ら著名人の愛好家も多くいました。しかし米国では、コロナ禍以前から仕事着がスーツからカジュアルウェアに移り、保守的な金融街のウォール街ですら服装規定を緩める企業が出るなど「スーツ離れ」が進んでいました。そこに、コロナ禍による店舗休業、外出制限、自宅で働くテレワークの広がりが追い打ちをかけました。小売りのオンライン化に対応できなかったことも要因です。今後、テレワークがもっと一般的になれば、スーツを着る機会はさらに減るでしょう。時代の変化についていけなかった典型例です。同じアパレルでも、カジュアル化、オンライン化を積極的に進めている会社もあります。
(写真は、ブルックスブラザーズの米ニューヨーク・マディソン街の店舗=2020年7月8日)
紳士服売り場はなくなる?
「(新型コロナの感染拡大で)10年間(の変化)が1年間で来たって感じでしょう。時代に合わせて変化していかなければならなかったものが、なかなか変化できなかった結果だと思う」
「コロナで生活様式が変わった。生活様式が変われば、服の選び方も変わるんですよ。ドレスやスーツはほとんどの人の生活に関係しなくなったんじゃないですか」「一番いい例が、紳士服売り場だ。極論すると、ほとんどなくなるかもしれない。オンワードホールディングスや三陽商会などは今までとは違う売り場展開をしなければならないだろう。オンワードは(ファッション衣料品サイトのZOZOTOWNを運営する)ZOZOと連携するようだが、そういうふうに新しい形に変わっていく」
外食チェーンは明暗
業界によって、企業によって、コロナから受ける影響も、コロナ禍でとる対応も異なります。新聞の経済面などで企業の動向をしっかり押さえましょう。
(写真は、マクドナルドの店舗)
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