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ローリングストーン誌「ベストアクト16」に選出
パフュームが出演したのは、米カリフォルニア州の砂漠地帯で毎年恒例の大型野外フェス「コーチェラ・フェスティバル」です。過去にはレディー・ガガら大物が出たイベントで、昨年はビヨンセが話題になりました。今年はアリアナ・グランデや韓国の女性グループ「BLACKPINK」も出演。パフュームは14日(日本時間15日)に出ました。パフュームのライブは、音楽、ダンス、映像が一体となった演出に定評があります。米ローリングストーン誌の電子版によると、先週末に出演した約160組の中で、「ローリングストーン誌が選ぶコーチェラ2019のベストアクト16組」に選出されるなど好評だったようです。21日(同22日)にも出演し、前回に続いてユーチューブでライブ配信される予定です。
7年前からアジアや欧米で断続的にライブをしてきたパフュームの目標は、海外での数万人規模の単独ライブ。アミューズの担当者は「日本語詞の曲は現地のラジオ局で流してもらいにくい。目標に近づくには、コーチェラ出演が絶対に必要だと米国のプロモーターに助言され、戦略を練ってきた」と語ります。アミューズでは、メタルダンスユニット「BABYMETAL」なども海外ライブを重ねています。同社コーポレートサイトのIR情報(株主・投資家情報)ページには「新しいマーケットの開拓が必須」「海外公演だけでなく、現地でのビジネス展開にも注力し、海外新規市場を開拓」と書かれています。
コンテンツ価格下がり、「生」の価値上がる
もう一つは、音楽ソフトの売り上げ激減です。日本レコード協会によると、昨年のCDなどの年間生産額は2403億円で、ピークの1998年から6割も減りました。音楽配信サービスの売り上げは、2009年には約910億円まで伸びましたが、2018年は約645億円と伸び悩んでいます。アナログレコードの時代と違って、デジタル化された音楽情報はコピーすれば同じ音質で聴くことができます。違法なものも含めネットでは無料で拡散されるケースも多く、音楽コンテンツの価格は下落しました。
反比例するように高まったのが、「生」の価値です。ぴあ総研の「2018 ライブ・エンタテインメント白書」によると、コンサートや演劇などの市場規模は2017年までの5年間で1.5倍に成長しました。大規模なフェスが各地で開かれるようになり、AKBグループをはじめとする「会いに行けるアイドル」も広がりました。コラムニストの泉麻人さんは「イベント性のあるもので自分も参加して楽しむ。楽しみ方が参加型になってきました」と分析しています(週刊朝日2018年1月12日号)。アミューズは、このライブに加え、グッズ販売なども含めたビジネスを海外で展開する計画です。
エイベックスはVチューバー展開
これら人気業界をめざす朝日新聞の最近の記事から、ちょっと毛色の変わった新規事業を紹介します。
【エイベックス】人の動きをCGキャラクターで再現したバーチャルユーチューバー(Vチューバー)の技術を生かしたアニメ制作会社を設立。この会社の年間売上高、5割増が目標
【アミューズ】所属歌手らを講師にして通信教育を手がける計画を練る。インターナショナルスクール運営会社へ出資し、幼児に音楽やダンスを教える準備を開始
【ソニー・ミュージックエンタテインメント】バスケットボールや卓球リーグの会場運営
【ビクターエンタテインメント】鳥のさえずりや小川のせせらぎといった「自然音」をオフィスなどに提供する事業を展開中
(写真は、エイベックスが主催したVチューバー「奏天まひろ」のライブ)
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