(写真は、新元号「平成」を発表する小渕恵三官房長官=1989年1月7日、首相官邸)
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(写真は、新元号「平成」を発表する小渕恵三官房長官=1989年1月7日、首相官邸)
英国のEU離脱まだ迷走中
2月1日 日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が発効
年末に発効した環太平洋経済連携協定(TPP11=ティーピーピーイレブン)に続いて誕生する巨大自由貿易圏です。日本とEUで世界の国内総生産(GDP)の3割、貿易の4割を占めているからです。最終的に日本側は全品目の94%、EU側は99%の関税を撤廃。自動車や電機製品は輸出しやすくなり、EUから輸入するワインやチーズ、豚肉は安くなります。外務省によると、日本の実質GDPを約5兆円(約1%)押し上げ、29万人分の雇用を増やす経済効果があるそうです。「アメリカファースト」で保護主義を掲げる米国のトランプ大統領に対抗する意味合いもあります。
◆世界貿易の4割…日欧EPAで得する業界はここだ!(2018年7月20日のイチ押しニュース)
◆巨大経済圏「TPP11」が年末に誕生!就活生必須のテーマに(2018年11月2日のイチ押しニュース)参照
3月29日 英国がEUから離脱
英国では東欧のEU新規加盟国などからの移民流入やEUによる国家主権の制限に不満が高まり、2016年の国民投票で「離脱」が多数を占めました。その期日が迫っていますが、メイ首相(写真)がEUと合意した離脱協定案は英国内で反対にあって難航しています。議会で承認されずに「合意なき離脱」となれば、英国に拠点を置く約1000社の日系企業に悪影響を及ぼすおそれがあります。
6月28日 主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)大阪開催(~29日)
世界の先進国と新興国が集まるG20はリーマン・ショックが起きた2008年に始まりましたが、意外なことに、14回目にして始めて日本で開かれます。トランプ大統領の保護主義と他の加盟国をうまく調整できるか、安倍晋三首相の手腕が問われます。
国際関係ではこのほか、「米中貿易戦争」の行方が世界経済を揺るがしかねず、2度目の米朝首脳会談をまだ開けない北朝鮮情勢は不透明です。日ロ関係では北方領土問題の新展開があるのか、注目されます。
平成の次は?
4月30日 天皇陛下退位
5月1日 皇太子さまが新天皇に即位
平成生まれのみなさんにとっては、元号が変わるのは初めての体験ですね。4月1日に発表されることになった新元号に注目が集まります。代替わりに伴い、4月27日から5月6日までは10連休となります。祝賀ムードにもなって、経済には良い影響を及ぼしそうです。
(写真は、新年の一般参賀で笑顔を見せる天皇、皇后両陛下と皇太子ご夫妻=1月2日、皇居・宮殿)
「亥年選挙」で波乱?
2月24日 米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設の賛否問う沖縄県民投票
投票の行方はもちろん注目ですが、それ以前にトップが投票に参加しないと表明している自治体があり、混迷の様相です。
◆「沖縄はゴミ箱ですか」…米軍基地問題、自分ごととして考えて(2018年12月21日のイチ押しニュース)参照
4月7日 統一地方選挙(都道府県と政令指定市の知事や市長・議員選の投開票)
4月21日 統一地方選挙(市区町村長・議員選の投開票)
7月下旬? 参議院選挙
3年ごとの参院選と4年ごとの統一地方選挙が重なる12年に1度の年で、「亥年(いどし)選挙」と呼ばれます。統一地方選はかつてはすべての自治体が一斉にしていましたが、任期途中の辞任などで今は27%(統一率)です。それでも全国で973の選挙があります。夏には、任期6年の参院議員のうち半数の選挙があります。選挙疲れで地方議員が多い自民党が苦戦する傾向があります。さて、今年はどうなるか。
(写真は、県民投票について語る玉城デニー沖縄県知事=1月11日、沖縄県庁)
ラグビーと女子サッカーのW杯に期待
6月7日 サッカー女子ワールドカップ(W杯)が開幕(~7月7日)
9月20日 東京、横浜など日本の各地でラグビーW杯(~11月2日)
アジアで初めて開かれるラグビーW杯は、五輪・パラリンピック、男子サッカーのW杯に次ぐ「世界で3番目に大きなスポーツイベント」と言われます。4年に1度、予選を突破した20の国・地域の代表チームで世界一を決める大会で9回目。海外からの観戦客は40万人にのぼる見込みです。地元日本代表は初の決勝トーナメント進出でベスト8入りを目指しています。
一方、サッカー女子のなでしこジャパンは8年前に世界一になりました。活躍に期待しましょう。
(写真は、ラグビーのニュージーランド戦で突進する日本代表のリーチマイケル主将=2018年11月3日)
消費増税、今度こそ?
10月1日 消費税率10%に引き上げ・軽減税率導入
財政再建や社会保障の財源を確保するため、今の8%から10%に上げる予定ですが、安倍政権は過去2度にわたって増税を先送りした経緯があり、今回も本当に増税するかどうかはまだわかりません。安倍首相(写真)は「「リーマン・ショック級の出来事が起こらない限り」引き上げると繰り返しています。年末から株価が乱高下するなど、世界の経済は不安定になっています。引き上げが実現する場合、食料品などを8%に据え置く軽減税率が初めて適用される点も注目です。
今日解説したのは、あくまで事前に予定が決まっている日程です。もちろん、突然の出来事、想定外の事態が起きるでしょう。今年も就活生必読のニュース解説をお届けします。
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2025/06/02 更新
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