わたしたちの代表を選ぶ国政選挙などの時によく聞かれる言葉に「出たい人より出したい人」というのがあります。立候補するのは「出たい」人ばかりで、わたしたちが「出したい」と思う立派な人はいないという嘆きが含まれている言葉です。コンクラーベは「出したい人」が選ばれている選挙のように思えました。(ジャーナリスト・一色清)
(写真・コンクラーベの結果を見るためバチカンのサンピエトロ広場に集まった信者ら=2025年5月7日/朝日新聞社)
★【国際】車・鉄鋼・アルミは関税交渉の対象外 米主張に日本反発、折り合えず(5/1.Thu)
トランプ米政権による関税措置をめぐり、訪米中の赤沢亮正経済再生相は5月1日午後(日本時間2日朝)、ワシントンで米側との2度目の協議に臨んだ。会談は2時間余りに及んだが、日本が重視する自動車のほか、鉄鋼・アルミニウム製品への関税について、米側は交渉の枠外だとの認識を示した。日本側は反発したものの、今月中旬以降に閣僚級で集中的に協議することでは合意した。
★【社会】死体遺棄容疑で元交際相手を逮捕、容疑認める 川崎の事件(5/3.Sat)
川崎市川崎区大師駅前2丁目の住宅で一部白骨化した遺体が見つかった事件で、神奈川県警は5月3日、この住宅に住む職業不詳の男性(27)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と話し、容疑を認めているという。県警は、遺体は昨年12月から行方がわからなくなっていた、アルバイトの女性(20)=川崎区浜町2丁目=と判明したとも発表した。この女性は行方不明になる約半年前から、神奈川県警や周囲に「SOS」を発していた。ストーカーやDV問題に取り組む人たちだけでなく、警察関係者からも県警の対応に疑問の声があがっている。
★【国際】インドがパキスタンの「テロ拠点」に攻撃 核保有の両国、緊張高まる(5/7.Wed)
インドが実効支配する北部カシミール地方で観光客ら26人が武装勢力に殺害された事件を受けて、インド軍は5月7日、パキスタンを拠点にするテロ組織の拠点9カ所に空爆を実施したと発表した。パキスタン軍は26人が死亡し、46人が負傷したとして反発。核保有国同士の緊張がさらに高まっている。
インドとパキスタンの衝突を巡り、トランプ米大統領は5月10日、米国の仲介によって両国が即時停戦に合意したと発表した。印パ両政府も合意を確認した。(5/10.Sat)
★【経済】トヨタ、2024年度は2年ぶり減益 子会社の認証不正も重荷に(5/8.Thu)
トヨタ自動車が5月8日発表した2025年3月期決算(国際会計基準)は、売上高が48兆367億円(前年比6.5%増)、本業のもうけを示す営業利益が4兆7955億円(10.4%減)、最終的なもうけを示す純利益が4兆7650億円(3.6%減)だった。売上高はトヨタによる日本企業の最高額を更新した。一方、利益面では2年ぶりの減益となった。2026年3月期(国際会計基準)の業績予想は、売上高が前年比1.0%増の48兆5千億円、本業のもうけを示す営業利益が20.8%減の3兆8千億円、最終的なもうけとなる純利益が34.9%減の3兆1千億円と見込んだ。円高が大きな減益要因となると見込む。トランプ米政権の関税政策のマイナスの影響も一定程度、織り込んだ。
★【国際】ローマ教皇にプレボスト枢機卿 初の米国出身 教皇名はレオ14世(5/8.Thu)
ローマ教皇庁(バチカン)は5月8日、フランシスコ教皇の死去に伴う秘密選挙「コンクラーベ」で、米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(69)を第267代教皇に選出した。教皇名はレオ14世を名乗る。米国出身者がローマ教皇に選ばれるのは初めて。プレボスト枢機卿は1955年、米国シカゴに生まれた。27歳を迎える頃に司祭となり、南米ペルーに派遣された。その後、米国に戻ることはあったが、司祭として約20年間をペルーで過ごすなど、米国の外に活動の中心を置いてきた。
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2025/05/12 更新
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