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自動車の祭典、東京モーターショーが今日開幕し、28日から一般公開が始まります。今回は「100年に一度のクルマ革命」とも呼ばれる中での開催だけに特に注目です。電気自動車(EV)、人工知能(AI)を活用した自動運転など、最新技術を搭載した未来のクルマが並んでいます。乗用車メーカーだけでなく、関連の部品メーカー、電機メーカーなど内外の153の企業・団体が参加。各社が何を目指しているのかが見えてきます。モーターショーに限らず、各業界の展示会は「生」の企業研究ですからESや面接のネタが満載。電機業界の展示会に通って内定をゲットした先輩もいます。あなたも志望業界の展示会に足を運んでみてください。(編集長・木之本敬介)
(写真は報道公開された東京モーターショーの会場。トヨタ自動車のブースではディディエ・ルロワ副社長が試作車を紹介した=25日)
(写真は報道公開された東京モーターショーの会場。トヨタ自動車のブースではディディエ・ルロワ副社長が試作車を紹介した=25日)
大展開!新聞広告も見てみよう
東京モーターショーは日本自動車工業会が2年に1度開催。日本の自動車市場は縮小しており参加企業数はピーク時より減っています。米国の大手3社は参加しませんし中国の上海国際モーターショーなどに規模では押されています。それでも日本の自動車業界にとっては最大のイベント。各社はここに合わせて新方針や試作車を発表します。今日の朝日新聞の朝刊(東京発行版)では、8ページにわたってモーターショーの全面広告紙面が並んでいます。ご存じ林修先生が、トヨタ自動車、日産自動車、スバル、ホンダ、マツダ、フランスのプジョー、ドイツのボルボの出展内容や取り組みを紹介していますよ。
(写真は、東京モーターショーでの日産の試作車発表)
未来のEVずらり
各社がそろって力を入れるのがEVやAIです。朝日新聞の記事から各社の主な出展を紹介します。◆トヨタ自動車 「未来の愛車」として、1人乗り、2人乗り、4人乗りのEVを発表。4人乗りの「コンセプト・アイ」はAIがドライバーの表情や動作、声から気持ちを推し量り、疲れたときに自動運転に切り替えたり、運転手が好みそうな経路を薦めたりする。1回のフル充電で走れる距離を伸ばす次世代技術「全固体電池」を2020年代前半に実用化する方針も表明
◆日産自動車 1回の充電で600キロ走れる最先端EVの試作車公開。EV「リーフ」のスポーツ仕様車出展
◆ホンダ EVスポーツカーの試作車を公開。2019年に欧州で売り出す小型EVのベースとなる試作車も。2020年に日本で小型EVを投入すると発表
◆三菱自動車 AIを搭載したEVのスポーツ用多目的車(SUV)の試作車発表
◆ダイハツ 働く女性や高齢者が使いやすい低床の商用EV軽自動車を出展
(写真は、出展車を発表するホンダの八郷隆弘社長)
トヨタは「移動サービス業」に?
トヨタは、会場のブースで流れるPR映像で「クルマ社会を超え、人の移動を助ける会社に」という言葉を掲げています。AIによる自動運転とライドシェア(相乗り)の普及で、車をつくるだけでなく、「移動サービス業」も担うようになるという宣言です。部品メーカーや電機メーカーの取り組みも含め、会場に行くと、これからの自動車業界の未来像が見えるはずです。EVや自動運転については「面接で聞かれる!就活生のための時事まとめ」で詳しく書いています。
・100年に一度のクルマ革命①「電気自動車(EV)」
・100年に一度のクルマ革命②「自動運転」で世の中が変わる!
(写真は、トヨタ自動車が出展した試作EV「コンセプト・アイ」シリーズの3車種。左から2人乗り、1人乗り、4人乗り=同社提供)
展示会に行こう!
就活の合同企業説明会が開かれることが多い東京ビッグサイトや幕張メッセなどの展示場では、毎日のように様々な業界・業種の展示会や見本市が開かれています。多くは業界関係者が対象ですが、中には一般客が入場できるものもあります。志望業界の展示会に行けば、業界の最新の動向、各社の取り組み、違いがわかり、社員から直接話を聞くこともできます。志望業界に関連する展示会について調べてみましょう。展示会通いで企業研究を深め、大手音響機器メーカーに内定した先輩の話はこちら。
・就活体験レポート「展示会に通い詰め企業に本気度アピール 有名大でなくても第一志望に内定!」
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2024/11/21 更新
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