ニュースのポイント
今日は朝刊がお休みなので、朝日新聞社が主催する就活セミナー「朝日学生キャリア塾」と、ベネッセコーポレーションとともに実施している「語彙(ごい)・読解力検定」についてお知らせします。これらを活用し、ESや面接に向けて「就活力」をアップしましょう。いずれも秋の実施はまもなく申し込み締め切りです。(編集長・木之本敬介)
今日取り上げるのは、10月7日の特集面(31面)の「就活に効く『ことばの力』/語彙・読解力検定 申し込み受け付け中」です。
記事の内容は――「ことばの力」はESや面接にも欠かせない。就活対策に検定を活用している大学もある。東京情報大学(千葉市)の4年生は、検定準2級について面接で「こんなのも持っているんだね」と言われた。自動車販売会社に内定。「相手の言いたいことを理解するのは文章の読解と同じ」と言う。同じく準2級をもっている別の4年生も志望していたドラッグストアに内定。「検定は能力の証明。コミュニケーションがとれると思ってもらえたのでは」と話す。
東京・渋谷の青山学院大も、学生の語彙力アップにと検定受検を導入。薮田洋進路・就職センター部長は「語彙力はESや面接にも役立つ。検定を言葉に親しむきっかけにしてほしい」と期待する。受検者からは「表現のバリエーションが広がり、ESを書くのにも役立った」「新聞を読む習慣がついた」との声が出ている。
(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)
就活アドバイス
企業はみなさんにどんな能力を求めているのでしょう。経団連の加盟企業アンケートによると、採用にあたって重視するポイントのトップは「コミュニケーション能力」です。「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」などを抑えて11年連続の1位。複数回答ですが、8割以上の企業が挙げていますから、これがないと始まらない、採用の前提条件とも言えます。どんな仕事でも、社内外のさまざまな人とコミュニケーションをしなければなりませんから当然ですよね。みなさんがふだん話をする大人は、親、先生、アルバイト先の社員など、あなたを知っている人たちです。でも就活では、ESでも面接でも、あなたのことを全く知らない人に、自分の良さや志望動機を伝えなければなりません。そこで必要になるのが、「ことばの力」です。
語彙・読解力検定は、日本語のコミュニケーション能力を正確なモノサシで客観的に測るテストです。日本語の基礎である「辞書語彙」と、最新の時事用語「新聞語彙」、読解力を同時にはかれるのが特長です。1級から4級まで六つのレベルがありますが、就活生には準1級と2級がとくにオススメです。朝日新聞社、ベネッセコーポレーション、テレビ朝日、凸版印刷など186社が採用で優遇したり参考にしたりしていますが、それ以外の会社でも記事にあるようにESに書くことで面接の話題にもなります。
朝日学生キャリア塾は、朝日新聞の記者経験者がESの書き方や面接、グループディスカッションの対応を、個別指導も含めて懇切丁寧に教えます。私も講師の1人です。今年も受講生の多くから内定報告が届いています。受講をきっかけに「これから何をすればいいのか明確になった」という声もよく聞きますから、インターンシップのESをこれから書く人はもちろん、「就活って何からはじめたらいいのかわからない」と戸惑っている人にもオススメです。講座の中で、語彙・読解力検定を受検してもらいます。東京、大阪で開きます。
※「就活割」で朝日新聞デジタルの会員になれば、すべての記事を読むことができ、過去1年分の記事の検索もできます。大学、短大、専門学校など就職を控えた学生限定の特別コースで、卒業まで月額2000円です(通常月額3800円)。