お知らせ
今週から金曜日の「今日の朝刊」は、朝日新聞教育コーディネーターでテレビ朝日「グッド!モーニング」金曜コメンテーターも勤める一色清が担当します。ニュースの最前線から就活生に役立つ情報をピックアップ。週末にじっくり呼んで下さい。
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貧乏学生の救世主と言えば、牛丼。「うまい、やすい、はやい」というキャッチコピーもありますが、まさにその通りです。ただこの中の「安い」が少し揺らぎ始めています。牛丼チェーン店の大手3社であるすき家、吉野家、松屋が、最近の牛肉価格や人件費の高騰などで値上げに踏み切りつつあります。最後まで並盛200円台でがんばっていたすき家も350円への値上げを発表しました。200円台まで安くなった牛丼は、物価が下がるデフレ時代の象徴でした。3社は業績でもその時代の勝ち組でしたが、デフレ脱却を目指す時代になり、苦しんでいます。世の中にはデフレに強い企業と物価が上がるインフレに強い企業があるのです。
今日取り上げるのは、経済面(10面)「すき家291円→350円/牛丼並盛り 値上げ相次ぐ」です。
記事の内容は――牛丼チェーン「すき家」は、現在291円の牛丼並盛りを、15日から350円(税込み)に値上げする。並盛りなどは、値上げと同時に肉、タマネギの量は2割増やす。値上げ幅は、ミニからメガまで各サイズで40~60円ほど。値上げの主な理由は、新興国での需要増などで輸入牛肉の値段が高くなっていることだ。すき家は、昨年8月にも並盛りを21円値上げしたが、このときは深夜帯の1人営業(ワンオペ)の解消を進め、人件費が増えることへの対応だった。牛肉価格の高騰による値上げは、他社にも広がっている。松屋は昨年7月、関東に限って牛肉の品質を高めた「プレミアム牛めし」に切り替え、並盛りは従来の「牛めし」より90円高い380円とした。吉野家も昨年12月、並盛りを80円上げて380円にした。牛丼大手3社の並盛りは、昨年4月の消費増税までは200円台だったが、すべて300円台になる。
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