「やめられない、とまらない、かっぱえびせん♪」
昔なつかしのCMソング、みなさんはご存じですか? 今回のエンジェル企業は、ポテトチップスなどでおなじみ、スナック菓子会社のカルビーです。
略歴
2014年11月13日
カルビーは「ワークライフバランス(WLB)」という言葉を使いません。従業員の生活、「ライフ」こそ重視すべき、というスタンスを明確にしたいということで「ライフワークバランス(LWB)」という言葉を使っています。考え方からしてエンジェルですね(笑)。
人事総務部部長で、ダイバーシティ委員会委員長でもある高橋文子さんによると、カルビーはそれ以前から、育休制度など、子育てしながら仕事を続ける環境はそれなりに整っていたそうです。しかも、業績や売り上げにガツガツする社員は少なく、いい商品さえ作っていれば満足という、わりとのんびりした社風だったせいか、ママ社員への風当たりもなく、働きやすい雰囲気だったそうです。するとダイバーシティを推進して、何が一番変わったのでしょう。
カルビーのダイバーシティは「女性」だけに限りません。健常者と障害者、日本人と外国人、さまざまな壁を取り払おうと努力しています。役員もトルコ人の女性、中国人の男性など、まさに「多種多様」です。
2014年3月には東証と経産省が選ぶ、女性活用に積極的かつ、財務面でも健全な「なでしこ銘柄」になり、7月には経済広報センターが選ぶ「企業広報賞」(優れた広報活動に取り組む企業や経営者に贈る賞)の「経営者賞」に松本会長が選ばれています。

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