2016年卒の就活は本当に大変だったようですね。学生にとっても、就活を始めてから選考スタートまでが間延びしたり、猛暑の夏に就活スーツを着て会社まわりをしたり、苦労が多かったと聞いています。企業の採用担当者側も同じです。以前なら、大企業の選考が終わって、そこから中堅、中小企業と続くので、それぞれ、ある程度の歩留まりが読めた採用計画も、今年は経団連に加盟する大企業の選考のほうが中堅・中小より後というケースが多く、人数を読みづらく、結局、必要な人数を採用するために、いまも選考を続けている企業が例年よりかなり多いようです。だれも得しないスケジュールだったといえるかもしれません。
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2015年11月05日
就活前倒し、特に女子に朗報かも!? ♡Vol.56
いつも心にエンジェルを。
2016年卒の就活は本当に大変だったようですね。学生にとっても、就活を始めてから選考スタートまでが間延びしたり、猛暑の夏に就活スーツを着て会社まわりをしたり、苦労が多かったと聞いています。企業の採用担当者側も同じです。以前なら、大企業の選考が終わって、そこから中堅、中小企業と続くので、それぞれ、ある程度の歩留まりが読めた採用計画も、今年は経団連に加盟する大企業の選考のほうが中堅・中小より後というケースが多く、人数を読みづらく、結局、必要な人数を採用するために、いまも選考を続けている企業が例年よりかなり多いようです。だれも得しないスケジュールだったといえるかもしれません。
2016年卒の就活は本当に大変だったようですね。学生にとっても、就活を始めてから選考スタートまでが間延びしたり、猛暑の夏に就活スーツを着て会社まわりをしたり、苦労が多かったと聞いています。企業の採用担当者側も同じです。以前なら、大企業の選考が終わって、そこから中堅、中小企業と続くので、それぞれ、ある程度の歩留まりが読めた採用計画も、今年は経団連に加盟する大企業の選考のほうが中堅・中小より後というケースが多く、人数を読みづらく、結局、必要な人数を採用するために、いまも選考を続けている企業が例年よりかなり多いようです。だれも得しないスケジュールだったといえるかもしれません。
10月に入り、経済3団体の一つで、中小企業の利益を代表する日本商工会議所(日商)が、就活の繰り上げを提言したのに続き、就活後ろ倒しの旗振り役でもあった経団連も選考のスタート時期を8月から6月ごろへ前倒しする方針を固めました。たった1年で破綻してしまう無理のあるスケジュールをゴリ押しした“犯人”探しはさておき、古いことわざにも「過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ」とあります。間違いに気付いたら、体面や体裁にこだわることなく、急いで改めましょう、という「論語」の教えです。
2017年卒の学生のみなさんは、まずはポジティブに受け止めましょう。
特に今回の前倒しで、就活をより充実させることができるのではないか、と私が思うのが、いまだにコース別採用などがある女子学生です。一般職正社員は全体の流れとしては、派遣社員や契約社員の職域拡大とともに減っていますが、まだ選択肢としては残っています。一般職を志望する女子学生ももちろんいます。でも、とある業界を受け続けて玉砕し、マスコミに転戦した私の就活経験を振り返っても、志望=適性とは違います(バックナンバーも読んでね)。
2017年卒の学生のみなさんは、まずはポジティブに受け止めましょう。
特に今回の前倒しで、就活をより充実させることができるのではないか、と私が思うのが、いまだにコース別採用などがある女子学生です。一般職正社員は全体の流れとしては、派遣社員や契約社員の職域拡大とともに減っていますが、まだ選択肢としては残っています。一般職を志望する女子学生ももちろんいます。でも、とある業界を受け続けて玉砕し、マスコミに転戦した私の就活経験を振り返っても、志望=適性とは違います(バックナンバーも読んでね)。
2015年卒までの従来の就活スケジュールでは、選考から内定までの期間に少し余裕があったので、総合職か一般職か、自分の進路を決めかねている女子学生も、とりあえずどちらかの選考を受けてみて、ある程度、感触を確かめたり、自分の適性を知ったり、という機会がありました。
ところが大手企業中心の話にはなりますが、2016年卒は面接等の選考開始が8月1日ですから、10月1日の内定式まで、わずか2カ月しかありませんでした。受ける前から、総合職にも興味はあるのにあきらめて一般職一本にしぼったり、逆に総合職は力試しで本命は一般職と思っていた学生が、総合職の選考が長引き、結果が見えてから一般職に転戦しようと思っても、もう間に合わなかったり、というミスマッチな話をいろんなところで聞きました。
ところが大手企業中心の話にはなりますが、2016年卒は面接等の選考開始が8月1日ですから、10月1日の内定式まで、わずか2カ月しかありませんでした。受ける前から、総合職にも興味はあるのにあきらめて一般職一本にしぼったり、逆に総合職は力試しで本命は一般職と思っていた学生が、総合職の選考が長引き、結果が見えてから一般職に転戦しようと思っても、もう間に合わなかったり、というミスマッチな話をいろんなところで聞きました。
その点、もし選考開始が6月に前倒しされれば、時間に少し余裕が出てきます。コースの転戦も少しはしやすくなるでしょう。また従来のように、人気の大手企業を受けた後、その結果が出てから中堅・中小にシフトしていく、ということも可能になります。現時点では6月前倒しが「決定」ではありませんが、予定としては年内、つまり12月中には決着するとみられています。アンテナを張っておきましょう。
では、今は何をすればいいのか。「今日の朝刊」(9月29日)の「どうなる 来年の就活日程…今やるべきことは?」を読めば、スケジュールはどうあれ、みなさんの今やるべきことがわかります。大きくは以下の4つです。
1)秋冬のインターンシップ参加
2)インターンシップ合同企業説明会
3)就活以外の今やるべきことを一生懸命やる(学業・サークル・アルバイト等)
4)新聞で業界・企業研究スタート
では、今は何をすればいいのか。「今日の朝刊」(9月29日)の「どうなる 来年の就活日程…今やるべきことは?」を読めば、スケジュールはどうあれ、みなさんの今やるべきことがわかります。大きくは以下の4つです。
1)秋冬のインターンシップ参加
2)インターンシップ合同企業説明会
3)就活以外の今やるべきことを一生懸命やる(学業・サークル・アルバイト等)
4)新聞で業界・企業研究スタート
ここに書いていないことで、私が追加したいのは、「ひとり人生設計」です。内定を得るための、採用担当者の心をつかむための「自己分析」ではなく、自分がどんな人生を送りたいのかを、自分勝手に想像してみることです。みなさんは知らないかもしれませんが、今から40年ほど前に、音大付属高校の生徒だった小坂明子さんが歌って大ヒットした「あなた」という曲があります。ピアノの弾き語りで、詩も曲も当時16歳だった小坂さんが作りました。シンガーソングライターのはしりですね。
曲の冒頭は「もしも~、私が~、家を~、建てたなら~」。その後、小さな家、大きな窓、小さいドア、古い暖炉、真っ赤なバラと白いパンジー、子犬の横にはあなた、と自分のほしいものが羅列された曲です。実際にはその夢はかなわなかったことをにおわせる悲しいラブソングになっていますが、実際には小坂さんはその夢のほとんど(古い暖炉を除く)をかなえられたそうですよ。
何が言いたいかというと、自分が30歳、あるいは40歳のとき、どんな暮らしをしていたいかを一度じっくり想像してみませんか、ということです。何歳で起業したい、といったキャリアプランもいいですが、結婚や出産など、一人ではできないライフプランもどんどん勝手に盛り込みましょう。30歳ぐらいのときに結婚したいな、結婚資金はこのくらい貯めたいな、子どもが産まれても仕事は続けたいな(続けてほしいな)、年に1回は海外旅行をしたいな、などなど。たとえば、ひとり親で育ったので、できれば近くに住んであげたいな、とか、そういう思いも大事です。住む場所も、自然が好きだから郊外に、おしゃれなカフェ巡りが好きだから都心がいい、など、きっと考え始めればいろいろでてくるでしょう。
何が言いたいかというと、自分が30歳、あるいは40歳のとき、どんな暮らしをしていたいかを一度じっくり想像してみませんか、ということです。何歳で起業したい、といったキャリアプランもいいですが、結婚や出産など、一人ではできないライフプランもどんどん勝手に盛り込みましょう。30歳ぐらいのときに結婚したいな、結婚資金はこのくらい貯めたいな、子どもが産まれても仕事は続けたいな(続けてほしいな)、年に1回は海外旅行をしたいな、などなど。たとえば、ひとり親で育ったので、できれば近くに住んであげたいな、とか、そういう思いも大事です。住む場所も、自然が好きだから郊外に、おしゃれなカフェ巡りが好きだから都心がいい、など、きっと考え始めればいろいろでてくるでしょう。
ふわふわした夢を集めたら、次は自分で優先順位をつけていきましょう。○○はどうしても、じゃないけど、××は譲れない、という風に。そうしているうちに、あなたにとって「アリ」な会社、「アリ」な働き方が見えてみます。それが「会社選び」の軸になります。その上で、セミナーなどに参加すれば、より効率よく、企業研究ができるでしょう。「合セツ」(合同企業説明会)であれば、意外な業界の魅力に出会うこともあるかもしれません。偶然もまた大切です。理想を大事に、でも臨機応変に。
就活と恋愛(婚活?)はやっぱりどこか似ていますね。
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