女性を大切にする会社の見分け方の一つに、男女の平均勤続年数の差という指標があります。つまり、女性の勤続年数が男性に比べて極端に短い場合、女性社員が結婚退社、出産退社するのが「普通」という会社の可能性が高いからです。
しかし、そうでなくても、勤続年数の差が出てくるケースがあります。男性主流の会社から生まれ変わろうと、女性の新規採用に急激に積極的になったという場合です。ロールモデルは少ないけれど、女性登用の熱意はあるという、いわば過渡期の会社です。
今回は住宅建設業界としては唯一、2013年、2015年と2度も、「なでしこ銘柄」に選定されている積水ハウスを紹介します。なでしこ銘柄は、上場企業のなかから東京証券取引所と経済産業省が、女性活躍推進に工夫があり、財務内容も健全という企業を選んでいます。(上写真は同社のゼロエネルギー住宅「グリーンファーストゼロ」)