ニュースのポイント
春の新聞週間がはじまりました。日本新聞協会が毎年実施、今回は読んで幸せな気分になった新聞記事とその理由を募集した「HAPPY NEWS 2013」の大賞をはじめ、受賞作15作品などを発表しました。また新聞協会のインタビューで、タレントの八田亜矢子さんが、未知のニュースに出合う新聞の魅力を語りました。
今日取り上げるのは23面の「小さな記事、心つなぐ『HAPPY NEWS大賞』など発表 春の新聞週間」のうち、「未知の出合いが豊富 八田亜矢子さん」です。
記事の内容は――八田さんは両親の影響もあり、小学校高学年の頃から新聞を読み続けてきたが、もっぱら時事問題や政治欄、科学欄に目を通し、関心のないスポーツ欄などは読まずに飛ばしていた。だが今「新しい世界が次々に広がり始めた」。新婚旅行で訪れた1月のスペイン。サッカーのプロチーム・FCバルセロナの選手のハットトリックを目の当たりに。ソチ冬季五輪ではアイスホッケーの迫力に圧倒された。東京ドームに通って、プロ野球の奥深さにもはまった。「知らないうちに、丹念にスポーツ欄を読むようになっていました」。新聞の魅力は「知らないこと、知らない世界を、どんどん発掘していけるところ」。疑問があればインターネットで検索すれば済む時代だが、それでは限られた世界の住人になってしまう。新聞には「未知のニュース、へぇーと感心させられる生活の知恵など、求めていない情報さえもが詰まっていて、想定外の出合いがふんだんにある」。これがある限り、デジタル技術がいくら発達しても、「紙の新聞はなくならないと思います」。