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今日は、なかなか内定が得られず、卒業間際に内定を得た人たちのお話です。まだ内定が出ていない4年生は、ぜひこの記事を読んでみてください。3年生にも参考になる内容です。最後まで就活をあきらめないで――というメッセージが込められています。
今日取り上げるのは、生活面(32面)の「就活 あきらめないで/卒業間際に内定、やり遂げて自信に」です。
記事の内容は――大阪市の百貨店の食品売り場で働く女性販売員(23)は社会人1年生。タキダエンタープライズ(福井県坂井市)の内定を得たのは大学卒業が迫った昨年2月だった。3年の夏から積極的に就活していたが、内定が得られず4年の秋にあきらめた。昨年1月末、以前相談していた就職支援会社から「ぴったりの求人が出た」との電話が。就活を再開して、この会社に就職が決まった。女性は「再開してやり遂げたことで、自分にも自信になった」と話し、仕事にも意気込む。
「最後にしようと思った合同企業説明会で今の勤め先を知った」というのは川崎市のビル管理会社で働く女性社員(23)。この説明会でビル管理業に初めて目をとめた。社員の話を聞いて興味が湧き、率直に話す社長にも好印象を持って志望、4年生の2月に内定した。「就活を始めた時に考えていた職種とは違うが、やりがいがある」。
東京などで食品スーパーを営むオザム(東京・青梅市)は予定人数を確保できず、今も説明会を開く。また、全国展開する喫茶店チェーンは「景況感がよくなって大手が採用を増やすと、サービス業は人手不足になりがち」と話す。まだ内定が得られない4年生は、相談できる場所に足を運んでほしい。全国に57カ所ある無料相談窓口「新卒応援ハローワーク」では、昨年度、約1万7000人が卒業前の3カ月間に内定を決めた。福井大の就職支援室は2月末に相談してきた8年生の男子学生を就職につなげ、学習院大でも昨年、卒業式翌日にキャリアセンターにきた女子学生を支援、学生は3月下旬に広告会社に内定した。