2014年01月10日

君たちは就活で成長する!

テーマ:就活

ニュースのポイント

 就活は大変です。なかなか結果が出ないと「何のためにこんなことをしているんだろう」と思うことがあるかもしれません。でも、就活でがんばった学生は必ず大きく成長します。どうせやらなければならないなら、就活を成長の機会ととらえ、前向きに取り組んでみてください。

 今日取り上げるのは、生活面(31面)の「就活する君へ⑤/目標掲げ欲を持ち仕事に打ち込もう」です。元東レ経営研究所社長の佐々木常夫さんが、就活の体験がいかに仕事に役立つかと働く意味について語っています。
 インタビューの最後の部分を抜粋します――就活は仕事のやり方を学ぶいい機会だ。事前に計画を立てる。何が重要か考える。時間を管理する。つまずいた時にフォローアップする。自分が訴えたい点を分かりやすくまとめる。すべてで、学生が伸びる可能性がある。人の能力に大きな差はない。大事なのは「よい習慣は才能を超える」ということだ。就活中からよい習慣を身につければ、就職後の仕事もうまくいくはずだ。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 佐々木さんにインタビューした伊沢友之記者は「就活の努力、無駄じゃない」とのまとめ記事で、「就活のさまざまな段階で、仕事のやり方が学べる」と書きました。例えば、自分が訴えたいことをESにまとめる作業は社内の報告書や取引先に向けたプレゼン資料づくりに通じ、企業研究は取引先を開拓するときの動作に応用できます。だから、就活で身につけた習慣や能力は、就活の先にある社会人人生でも無駄にならないと言います。

 「就活をがんばった学生は就活の前と後で見違えるほど成長する」という声も紹介しています。まったく同感です。「朝日学生キャリア塾」(詳しくは下記参照)を受講した先輩内定者に、後輩や就活生の親へのアドバイスをしてもらうことがあります。就活前、ぼそぼそと話し、アルバイト経験も、何をやりたいのかもまともに語れなかった学生が、大勢の後輩を前に、堂々と理路整然と分かりやすく説明する姿を見て、感動を覚えたことが何度もあります。

 就活の成果は、どこに内定できるかという結果だけではありません。就活のために自分を見つめ、大人と話し、社会を知り、挫折を味わう。そのすべてが、将来の仕事に、人生に必ず生きると信じて取り組んでください。

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