2025年01月22日

グループディスカッション慣れるため就活イベントに参加【26卒学生の就活ルポ23】

テーマ:学生の就活ルポ

 2026年卒学生の就職活動を適宜、「就活ニュースペーパー」で紹介するこのコーナー。今回は、マスコミ系を志望する都内女子大のシュリさんが登場します。2025年になり、マスコミ系の採用活動も本格化しています。不安にかられることもあるシュリさんですが、自分の弱点と考えているグループディスカッションのトレーニングのため、あまり興味のない就活イベントにも積極的に足を運んでいます。売り手市場とはいえ、就職活動は不安との戦いでもあります。自分がいまできることは何か、考えて着実にすすむことがよりよい就活への近道になります。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【都内女子大 文系学部3年 シュリさん】

■自分の経験をからめて強みを伝えたい
 12月ごろから新聞社のエントリーが始まっていて、各社のエントリーシートの内容をチェックしています。1項目ごとに書く文字量が多いので、しっかり準備して挑まないと、と思っています。12月は対面で、大手マスコミのインターンシップにも参加しました。会社見学と模擬取材、原稿作成と添削、現役社員との座談会といったプログラムでした。トレーニングの成果もあって記事はほめていただき、デジタルメディアに対する戦略や、記者の政治に対する考え方などを知ることができましたが、他社に比べて堅い社風かな、とも感じました。ほかには、別のマスコミで「内定者と語る会」というイベントにも参加しました。実際にどんな面接をするか、もし選考に落ちたらどうやって気持ちを切り替えていくか、といった具体的なアドバイスもあり、参考になりました。

 ある内定者の方は、面接のなかで「自分は記者として何を伝えたいのか、を見られている」と話していました。たとえば「自分がやりたい取材ができないときにどうするか」といった質問をされるそうです。自分自身は興味関心がないことにも飛び込んでみることは大切だと思っていて、自分の経験もからめてしっかり考えて伝えられるようになりたいと考えています。

■メンタルの強さも重要
 就活の説明会に参加するとお金がもらえるというサービスがありまして、アルバイト感覚と、自分が弱いと思っているグループディスカッション(GD)のトレーニングにもなると考えて参加しました。自分が参加した会は5社が参加していて、各社の企業PRを聞いたあと、参加した就活生がGDをしているところに各社の社員がまわってきてチェックする、というスタイルです。企業側がいいなと思った学生には、エントリー画面の案内がある紙を渡されたり、その場で1対1での面接をセッティングされたりします。おかげでGDには結構慣れることができたと感じています。2社面接をすることができましたが、やはりあまり業態に興味が持てませんでした。

 就活の先行きに漠然と不安を感じていて、夜中に泣いてしまうこともあります。自分で自分のことを追い詰めてしまっていないか、就職活動に時間を割きすぎていないか……。マスコミに入るには、メンタルの強さも重要だとも聞いています。自分をはげましながら、がんばっていきたいです。

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