(写真は、W杯スコットランド戦の前にアイルランド代表チームの歌「アイルランズ・コール」を歌う選手たち=9月22日、横浜国際総合競技場)
(写真は、W杯スコットランド戦の前にアイルランド代表チームの歌「アイルランズ・コール」を歌う選手たち=9月22日、横浜国際総合競技場)
英国は「連合王国」
サッカーは英国とアイルランドで計5チーム、ラグビーは4チーム
一方、ラグビーW杯には、英国から、イングランド、ウェールズ、スコットランドが出場。さらに、日本代表が1次リーグで破ったアイルランド代表は、アイルランド共和国と英国領である北アイルランドの統一チームで出場しています。1879年創設のアイルランドラグビー協会が全島代表を貫いてきたからです。事情に詳しい成城大の海老島均教授(スポーツ社会学)は「国境をまたいでも社会的に同じエリート階層がプレーしていたのが、統一チームが続いた要因」とし、宗派は違っても「政治的な分断より、ラグビーのほうが古い歴史を持つというプライドもある」と説明します。
「きょうだいのように寄り添い、1人はみんなのため一致団結して……」
ラグビーW杯の試合前、アイルランド代表はアイルランド共和国の国歌ではなく、代表チームの歌「アイルランズ・コール」を歌います。1995年にできた歌詞にある「肩を組んで」は、代表チームの代名詞になりました。
(写真は、試合終了後、健闘をたたえ合うアイルランドとスコットランドの選手たち=9月22日、横浜国際総合競技場)
EU離脱で合意
今年7月に就任したジョンソン英首相(写真)は離脱条件をめぐりEU側と交渉を続けてきましたが、期限を目前にした17日に合意に達しました。最大のネックだったのが、北アイルランドの扱いです。英国がEUの関税同盟から脱退すると、北アイルランドと地続きのEU加盟国・アイルランド共和国との間に税関を設ける必要があります。今はEU加盟国同士で自由に行き来できますが、国境管理を厳しくすると、過去の紛争が再燃することが心配されているのです。
英国議会の承認は?
英国には1000社以上の日本企業が進出しています。今回の合意で経済的混乱を少しは抑えた離脱になるのか、「合意なき離脱」で大混乱に陥るのか。これからの離脱関連のニュースに注目してください。
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2023/02/08 更新
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