(写真は、企業の合同説明会に訪れた学生ら=3月1日、千葉市美浜区の幕張メッセ)
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(写真は、企業の合同説明会に訪れた学生ら=3月1日、千葉市美浜区の幕張メッセ)
昨年より1カ月前倒し?
経団連が定めてきた就活スケジュールは、この4年間「3年生の3月に説明会解禁、4年生の6月に面接解禁」で変わりません。しかし、インターンシップが盛んになるにつれ、「3年生の夏が事実上の就活スタート」になり、「業界研究」と称する会社説明会や合説が秋から2月にかけてたくさん開かれるように。学情の企業アンケートでは2019年卒採用でも「3月までに面接開始」が半数を占めました。今年は2月1日時点で就活生の8%が内定を得ているとの調査もあるほどで、昨年より1カ月早まっているといわれています。そんな中、「3月1日」は通過点に過ぎなくなったようです。
GW10連休で早期化に拍車?
今年特有の事情が早期化に拍車をかけます。ゴールデンウィーク(GW)が天皇陛下の退位と新天皇即位にともなって10連休になるのは知っていますよね。今は働き過ぎの会社は敬遠されますから、GW中には面接などの選考はやりにくいと思います。選考途中での10連休は長すぎます。学生の熱意も企業の選考意欲も冷めてしまいかねません。そこで、連休前の4月26日までに一定数は内々定を出そうする企業が多いとの見方です。「4月中まで」が選考の大きなヤマ場になりそうです。
(写真は、合説に集まった学生たち=3月1日、福岡市中央区のヤフオクドーム)
説明会でワクワク探せ
説明会で「ワクワク」に出会った先輩たちの体験を紹介します。
「興味のあるなしや業界に関係なく、多くの説明会に参加しました。たくさんの企業に接することで本当に興味のある業界を見つけることもでき、自然と業界研究につながりました」(地方銀行に入った男性)
「説明会は少なくても1日3社、多い日には5社回った。『無料で業界の仕組みや企業を学べる』とポジティブに捉え楽しんでいました。とにかく足を運んで! 最初から興味がないなんてもったいない」(大手製薬会社に入社した男性)
たまたま説明を聞いた会社に入社した先輩もいます。「合説に足しげく通いました。これがやりたいという仕事がなかったため、なるべく多くの業界の話を聞きました。名前だけは知っている企業が意外と身近なことをやっているなど発見がありました。偶然、空き時間に参加した不動産業界説明会でディベロッパーという仕事を知り、街づくりを通じて社会の問題を解決していく働き方に一目ぼれしました」(大手不動産に入社した男性)。これぞ「ご縁」ですね。
(写真は、合説で採用担当者の説明を熱心に聞く学生たち=3月1日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場)
じっくり自己分析する時間がない人は…
「企業説明会にひたすら足を運び、企業研究と自己分析を深めました」と振り返るのは、ホテルに入社した女性です。一挙両得の手法です。
「幼少期からの人生グラフを作るような自己分析はしたことがなく、ひたすら企業説明会に足を運び、あらゆる業種50社に行きました。行くと必ず、会社の好きなところと好きではないところを直感的に感じる何かがあります。続けると、働くうえで譲れないものの優先順位がはっきりしてきます。どれだけワクワクしながら会社でやりたいことをイメージできるかで選びました。それこそが私にとっての自己分析でした。性格診断はいくらしても抽象的なので、職種や業種を絞り込むのは難しいし、時間的にも厳しい。その点、企業説明会に足を運ぶことから始めると、自己分析と企業分析が同時並行で進められるし、より具体的に『社会人としての自分』がイメージできると思います」
(写真は、合説で採用担当者の話を熱心に聞く学生たち=3月1日、福岡市中央区のヤフオクドーム)
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