2013年06月13日

株価の乱高下、どうして?

テーマ:経済

ニュースのポイント

 東京株式市場で株価が乱高下(らんこうげ)しています。アベノミクス効果で上がり続けた日経平均は5月中旬に5年4カ月ぶりに1万5000円を超えましたが、その後は下落に転じて上がったり下がったり。12日の終値は1万3289円でした。なぜこんな乱高下を繰り返すのでしょうか。

 今日取り上げるのは、経済面(5面)の「きそからわかる黒田緩和⑪/なんで株価が乱高下しているの?/海外投資家の売買の影響だよ」です。
 記事の内容は――東京株式市場で、株価の乱高下が続いている。アベノミクスに反応して最初に日本株買いに動いた海外の「ヘッジファンド」と呼ばれる投資家の動きが影響している。上昇傾向が続いていた株価が5月23日に終値で前日比1143円も急落。前日の米連邦準備制度理事会(FRB)、米国の中央銀行にあたる)議長の金融緩和縮小発言などからヘッジファンドが売りに転じ、国内の機関投資家や個人投資家も追随した。乱高下で売買を控えている投資家も多く、ヘッジファンドの大量売買が全体の価格変動に影響を与えやすくなり乱高下が続くという悪循環に陥っている。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 そもそも株価とは何でしょう。多くの会社は設立するときに株式を発行してお金を集めます。株式は自由に売り買いができ、企業の業績や資産状況などから売り手と買い手が合意した価格に決まります。いろんな企業の株価を集めた全体の値動きを示すのが株価指数です。代表的なものが日経平均株価東京証券取引所第1部に上場する約1700銘柄のうち225銘柄で算出します。日本を代表する企業の株価なので、日経平均株価が日本の経済状況を示す代表的な指標となっているのです。

 株価は、米ニューヨークの株式市場をはじめ、世界の株価や経済情勢、政治、国際情勢、日銀など各国の金融政策など、多くの要因に左右されます。ただ近年は、富裕層や大口投資家からお金を集め、株式、為替、債権などの金融商品に複雑な方法を駆使して投資するヘッジファンドの影響力が高まっています。短期間に投機的な売買を繰り返して高収益を狙うため、今回のような極端な乱高下が起きているのです。

 東京市場の株価は、今の乱高下のあと再び上昇に転じるのか、下げ基調が続くのか、安定するのか、注目してみていてください。新聞には東証1部の全企業の株価が毎日載っています。みなさんの志望企業や気になる企業の株価の動向を追ってみるといいですよ。就活前の企業・業界研究の第一歩です。

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