2016年01月01日

謹賀新年 就活本番へ高畑充希さんのエールにヒントが!

テーマ:就活

 あけましておめでとうございます。

 みなさんはいまどんな場所で新年を迎えているでしょうか? 大学3年生、大学院1年生のみなさんはまもなく就活が始まります。12月まで就活スケジュールが二転三転して、やきもきされていたかもしれませんが、時間のある冬休みのうちにじっくり自分の就活を組み立てていきましょう。(副編集長・奥村 晶)

 何から手をつけたらいいのか……、と迷っている人におすすめなのが、自分の人生の振り返りです、小中学生くらいから、何があって、そのときどんなことを感じたか、進学先や部活動は、何を基準に選んだのか。きっといろいろ出てきます。喜怒哀楽、自分の感情を揺さぶられた経験を中心にひたすら書き出していくのです。帰省中の人は、親や兄弟にエピソードを聞くのもいいでしょう。できれば、失敗や悲しい記憶、恥ずかしい体験なども合わせて思い出しておきましょう。

 何の意味があるのか。書き出していくうちに、自分の行動に「法則性」があることに気付くでしょう。新しいもの好きとか、気に入ったものへの執着はハンパない、とか、目立つのが好きとか、グループで行動することが多い、とか……。同時に、自分の苦手な作業や物事も見えてきます。自分の強み弱みが自覚できれば、自己PRはもちろん、志望企業を選ぶための軸が定まり、業界研究にもより具体的に取り組めるはずです。

 今年の就活は「3月企業広報スタート、6月選考開始」が経団連指針に基づく就活スケジュールです。3月の説明会スタートは多くの企業が守るでしょうが、同時に事実上の選考を始める企業もかなりの数にのぼると思われます。外資系やIT系、ベンチャー系など、経団連指針にとらわれない企業はすでに選考を始めています。何事も備えあれば憂いなし、早めの準備が肝心です。

 「就活体験レポート」でメーカーに内定した「S.S.先輩」は、「就活の落とし穴は、先輩のアドバイスを鵜呑みにすること! 『就活なんて茶番』『インターンは無駄』『俺は何もしなかった』……これらを全て信じていたら私の就職活動はうまくいかなかったと思います」と話しています。ラクして内定を得られたという体験談はまずウソと思って聞き流しましょう。行動せずに成果が得られることは人生にほとんどありません。
 
「あさがくナビ」キャンペーンキャラクターの女優の高畑充希さんは来春、NHK朝のテレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務めます。デビュー10年目に射止めた大役です。高畑さんのインタビューにはこんな言葉が登場します。
「私たちの仕事は自分自身が商品なので、自分の強み、弱みを嫌でも見ていかないといけない場面が結構あるんです。そして自分という商品をどんな風にしたいんだろうと考えると、どういう仕事に出会った方がいいのか、いまこういう仕事をやったほうがいいのか、自分にはまだ能力が足りないと思うけど思い切って飛び込んでみようとか、いろいろなことを考えますね。私は『やるかやらないか迷った時は、やろう』と決めています。やって後悔することもあるんですけど(笑)、でもそうなったらしょうがないかなと」
 
 就活に「勝ち負け」はありません、就活を振り返ったとき、自分自身が「納得」できるかどうかです。「あのとき、もっと早くこうしておけば……」と後悔しないよう、充実した1年にしてください。

 昨年12月28日に、人気企業の採用担当者から本音を聞き出す「人事のホンネ」最新号の「ANA(全日本空輸)」がアップされました(全文読むにはあさがくナビの会員登録が必要)。年末年始ぜひじっくり読んで、企業や業界研究の足がかりにしてください。リンクは下にあります。

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