ニュースのポイント
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場は、最先端技術の展示場になりそうです。観客席ごとの専用モニターで360度の視点で試合を楽しむ、トイレで血圧、体温を測定――などなど、電機メーカーなど国内7社がアイデアを出しました。(写真は、試合観戦しながら専用モニターで映像を見る観客のイメージ図=JSC提供)
今日取り上げるのは、スポーツ面(18面)の「新国立競技場に最先端技術/観客席に360度観戦モニター トイレに座って健康状態測定」です。
記事の内容は――
日本スポーツ振興センター(JSC)が、新国立競技場に導入を検討している最先端技術を発表した。7社によるアイデアを、選手のパフォーマンス向上、会場の安全、多様性など5項目に分類。プレー映像を場内だけでなく学校教育にも活用▽多言語翻訳システムを使った情報提供▽8万人がインターネットを同時使用できるWiFiの実現▽水素エネルギー活用、などが紹介された。
(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)
就活アドバイス
アイデアを考えたのは、キヤノン、東京ガス、東芝、東レ、トヨタ自動車、NTT、パナソニックの7社などによる「新国立競技場を日本の新技術のショーケースにする勉強会」(座長=森喜朗・大会組織委員会会長)です。
正直、「スポーツ観戦にそこまでいるの?」と言いたくなるようなものもありますし、実現には多額の費用がかかるでしょう。税金の無駄遣いは困ります。ただ、五輪という具体的な目標に向けて、夢のような技術が実現するのは楽しみですね。今後、さらに多くの企業の参加を募るそうです。
五輪・パラリンピックにはたくさんの企業が関わります。今回参加したのは、電機、自動車、通信、化学、エネルギーの会社ですが、ほかにも関連する業界を考えてみましょう。スポーツ業界はもちろん、建設、不動産、運輸、航空、旅行、ホテル、イベント、食品、広告、警備……。朝日新聞などのマスコミも五輪報道には大変力を入れます。みなさんが志望する業界や企業が五輪にどう関わるのか、新しいビジネスチャンスはないかも、考えておくことをおすすめします。面接などで話題に出るかもしれません。
現在の競技場は9月末に解体を終え、8万人収容の新競技場として2019年3月に完成する予定です。
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