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オリエンタルランド】2次面接までに「求める人財像」に当てはまった人かどうかを見て、最終面接ではオリエンタルランドで働きたいという熱意や本気度を確認します。
最後にものをいうのは「熱意」です。それをどう確認するのでしょう? その会社のことを「誰よりも好きです!」と言えることではありません。
【講談社】3次面接を通るとほぼほぼ内々定なので、志望の度合いが本物か、出版という仕事を正しく理解しているか、働く覚悟や心構えができているかを見ています。憧れだけじゃなくて、自分の職業としての本、雑誌をちゃんと理解しているか。本や雑誌が好きといっても実際はそこに載っている何かが好きなはずで、本や雑誌を通じて伝えたい何か、そういう「好き」を持っているか、それに対する熱量も含め見ています。
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ヤマト運輸】1次面接では当社に入りたいという熱意の部分はわからないので、ここで絞り込むというより一人ひとりの性格を見極めます。(2次、最終で)一番大きいのは当社に対する熱意があるのか、企業理念に対する共感性があるのかどうかです。いま提供しているサービスの改善点など学生なりに考えてきたことを話したり、実際に入社した後、どんな仕事をしたいのかをしっかり伝えてくれたりすると、やる気を感じますね。自分の人生の中で、ヤマト運輸というフィールドで何をしたいのかという話を聞くこともあります。
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帝国ホテル】(最終面接は)複数の役員との個人面接です。基本的には履歴書に沿って質問し、本当に弊社の総合コースに入りたいのかもあらためて確認します。「この会社で自分を成長させたい」「この会社の成長に貢献したい」と、より強く思っている人に入ってほしいので熱意も大事です。比較的短時間の面接なので、言いたいことを端的に伝える「論理性」が問われます。
本当に熱意のある人はよく企業研究をしています。役員面接の前、学生に「総合コースに入るなら有価証券報告書くらい読んでおいてね」と伝えます。読んで、この会社の強みや課題を自分なりに考えてくる学生は頼もしい。時間がない中、弊社に時間を割いた学生はわかります。有価証券報告書をパッと見てわからなければ、書物を読むなり人に聞くなりすれば何となくひもとけるはず。総合コースで入る以上は、自分なりに考えた弊社の強みや課題を見ておいてほしいですね。
わかりましたか? なんとしても入りたいと思えば、その会社のことをもっともっと知ろうとしますよね。「しっかり企業研究している人」=「熱意がある人」「志望度が高い人」と見られるわけです。初期の面接ではさほど重視されなかった志望動機ややりたい仕事についても最終面接では詰められます。最終面接前には、有価証券報告書を読み込んだり、新聞記事データベースで志望企業名を1年分検索したりしてみてください。志望度の高さをアピールできますよ。