2014年03月25日

ドラえもん紙面で「ビッグデータ」を学ぼう

テーマ:社会

ニュースのポイント

 今日の紙面にはドラえもんが登場して、活用が広がる「ビッグデータ」についてわかりやすく説明しています。記事ではなく広告特集という紙面で、下段にはビッグデータの活用に積極的に取り組む「富士通」の企業広告が載っています。広告紙面からも社会のことを学んだり、企業が力を入れている事業や方針について知ったりすることができます。

 今日取り上げるのは、9面の広告特集「藤子・不二雄×朝日新聞 みんなの未来ドア/ヒト・モノ・コトのリアルな姿を可視化する/ビッグデータの活用で変わる社会」です。
 広告の内容は――ビッグデータとは、ネットでよく検索されるワードから商品の売れ行き、道路の渋滞状況、気温や天候まで、社会のあらゆる場所で生まれている膨大で多様な情報の総称。世の中の様々な出来事すべてをデータとして活用し、量から質を生む新しい技術や視点が生まれたことで注目されている。背景には、ICT(情報通信技術)の進歩で、①SNSの文章や街頭カメラの映像、音声といった膨大なデータの収集・蓄積 ②分析するスピードが速くなり商品の製造・販売計画や行政の施策にリアルタイムに反映 ③複雑なデータを組み合わせて分析することで新たな価値の創出、などが可能になったことがある。具体的には、オーダーメード医療や新薬開発、車のスムーズな移動や安全な街づくり、消費者が求めるモノを素早く正確に提示するマーケティング、高収益・高品質の農業などに活用されている。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 紙面のドラえもんの周りにはビッグデータがどんな分野で活用できるかが書かれています。
 ▽買い物履歴▽SNSの書き込み▽ICカードの履歴▽株価や為替▽ネット検索ワード▽電気・ガスの使用状況▽売り上げ▽在庫数▽生産量▽交通量や渋滞状況▽気圧・気温・湿度・天候▽位置情報
 どうですか? 通信や電機、小売業界だけでなく、あらゆるビジネス、業界でビッグデータ活用の可能性があることがわかりますよね。ビッグデータは社会を変えていく力を秘めています。

 自分の志望業界や企業について、ビッグデータの活用にどう取り組んでいるのか、どんな可能性があるのか、新聞記事を検索したり、企業ホームページ(HP)で調べてみたりしてみましょう。熱心な企業はHPで取り組みを紹介しています。これからの面接で、企業の将来の方向性や事業展開の可能性などについて問われるかもしれません。そんなとき、きっと役に立ちます。

 ビッグデータについては、昨年7月3日の「ビッグデータを活用せよ ビジネスから政治まで」でも書きました。こちらも読んでみてください。企業の具体的な取り組みとして、パナソニックとトヨタ自動車のビッグデータ活用に関する記事のリンクを貼りました。参考にしてください。広告特集紙面のイメージは、朝日新聞デジタルに会員登録していただくとパソコンやスマホの画面で見ることができます。今日の紙面には、他にも多くの企業広告が載っています。

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