ニュースのポイント
バリバリ働く「バリキャリ」か、私生活を優先する「ゆるキャリ」か、出産を機に仕事を辞めるのか……。会社選びをしながら、仕事と将来の子育てを両立できるのか漠然と不安に思っている人がいると思います。世の中には、両立させている先輩女性社員たちがたくさんいます。
今日取り上げるのは、生活面(31面)の「就活する君へ③働く母たちに接し将来を想像する」。共働き家庭インターン会社社長の堀江敦子さんのインタビューです。共働き家庭で育児体験するインターンシップを学生向けにおこなっています。
堀江さんの考えは――子育ての苦労がわかることで、子育てしながら働くとはどういうことか想像し、仕事に向き合う姿勢や覚悟が定まってくる。就活で職業や企業を選ぶ際にも参考になる。インターンシップ参加者は、働きたい、子育てもしたい、でも不安という「モヤモヤ女子」が多い。漠然とした不安があって、仕事と子育ての両立を働く前からあきらめかけている。何でも完璧にこなすワーキングマザーはほとんどいない。子育てはハプニングだらけで思った通りにならないが、何とかなる。働く女性の2人に1人は、第1子の出産を機に仕事を辞めている。日本では、仕事と子育ての両立がまだ当たり前になっていない。いったん仕事を辞めると復帰が難しい。福利厚生がよく、残業が少ないからといって、大企業の一般職を安易に選ぶことは避けた方がいい。スキルが身につかず、出産後に仕事が続けられない状況に陥ることもある。子育てするしないに関係なく、働き続ける覚悟を持って欲しい。