2013年10月28日

吹奏楽、合唱…部活の感動を思い出そう

テーマ:就活

ニュースのポイント

 この週末、全日本吹奏楽コンクール、全日本合唱コンクールの中学・高校の部が開かれ、力いっぱいの演奏と歌声を響かせました。吹奏楽、合唱に限らず、中学・高校時代に部活動に取り組んだ人は多いと思います。就活では、高校時代に打ち込んだことも立派な自己PRになります。

 今日取り上げるのは、35面「第61回全日本吹奏楽コンクール(高校の部)」、33面の「第66回全日本合唱コンクール(中学部門)」です。
 記事の内容は――吹奏楽コンクール、合唱コンクール(いずれも朝日新聞社主催)とも、26、27の両日、中学、高校部門の全国大会が開かれ、それぞれ金賞、銀賞、銅賞や文部科学大臣賞などが決まった。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 エントリーシート(ES)の自己PR欄では、大学での活動を書くのが一般的ですが、高校時代の話を書いてはいけない訳ではありません。いままでで一番打ち込んだことや、自分の長所をPRできることが高校時代の部活動なら、自信を持って書いてください。ただ、そのPRが高校時代で終わってしまい、大学生になってからのことがどこにも書かれていないと、読み手は「この学生はその後成長していないんだな」と感じます。大学に入ってからも高校の延長で活動を続けている人は素直にそれを書けばいいですし、大学で続けなかった人も、高校での経験はあなたの人間形成の核になっているはずです。高校の部活での経験が大学生活で生きていることにも必ず触れてください。

 全国大会での活躍、素晴らしいですね。記事では全国大会に出場した中学や高校の取り組みをいくつか紹介しています。それぞれ魅力的なエピソードです。ただ、全国大会に出られなかったからアピールできない、などと考えないでください。就活においては、全国大会に出た、「金賞」や「銀賞」をとった、という結果が評価されるわけではありません。部やチームの中で、あなたがどんな役割を担い、どんな努力をし、どんな困難な局面に出合い、どう感じ、どんな工夫をして、どう乗り切り、どんな成果を得て、どう成長したのか。リーダーシップを発揮した場面や、協調性の大切さを実感したときのことを思い出し、具体的に表現してください。企業は、こうした体験談から、あなたが入社した後の仕事ぶりを想像するのです。

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