2024年11月07日

対面のインターンに参加、オンラインだけでは対策しきれない【26卒学生の就活ルポ16】

テーマ:学生の就活ルポ

 2026年卒学生の就職活動を適宜、「就活ニュースペーパー」で紹介するこのコーナー。今回は、デザイン系を志望する地方女子大のアスカさんが登場します。関西在住でインターンシップや会社説明会はどうしてもオンラインが多かったというアスカさんですが、今回大手メーカーの対面でのインターンシップに参加し、オンラインだけでは対策がしきれないと痛感したそうです。首都圏の学生にくらべて不利な点は否めませんが、学校の就職課などをつかってフォローアップしていく予定です。(編集部・福井洋平)
(写真はiStock)

【地方女子大 デザイン系学部 アスカさん】

■対面の面接に慣れる必要性感じる
 9月に、大手メーカーのワンデーのインターンシップに参加しました。対面で、消費者のニーズにこたえる商品を開発し、広報戦略まで考えるというグループワーク(GW)でした。東京に本社がある企業でいつもはインターンはオンラインになるのですが、今回大阪で対面でのイベントを実施してくれたのはありがたかったです。オンラインだと参加者同士、どうしても距離をつめることができない。対面ですと参加者同士で休憩時間に話をしたりもできるし、情報交換ができたことはとてもよかったです。

 今回のGWでは結構、ファシリテーター役になった学生は知識があって、周りの学生を置いてどんどん進んでいくタイプの人で、チームビルディングがあまりうまくいかないように思いました。優秀すぎる人がGWに入ってもうまくいかないんだな、ということを実感しました。自分は今回、なるべく人とは違うことを言って、社員さんの印象に残るように心がけてみました。

 最終的にはチームが表彰されたりして、モチベーションが高められたのはよかったです。実際に対面でGWをやってみて、オンラインだけだと対策ができない、対面でもっと経験を積んで慣れる必要があるということも実感しました。学校の就職課で模擬面接をしてくれるそうなので、そこに参加しようと思います。

■「嫌い」なところが少ない業界や会社見つけたい
 就活をやってきて、自分はやりたいこと、やりたくないことがはっきりしているので、様々なことをやる可能性がある大企業はあまり向いていないと思うようになりました。いろいろな会社の説明会に出ようと思っていますが、自分のやりたいデザイン関連の、そのなかでも特に自分のコンセプトにあっているような企業を選び出したいと思っています。

 ただ、どういう会社に自分がマッチするのか、まだ見えていない点が不安ですね。面白そうな会社もあるんですけれども、「納得できない」と感じる点もだいたいたくさんあるんです。好きな部分と嫌いな部分が両方見えてくるんですが、やっぱり嫌いな部分がたくさんあると仕事として続けづらいと思います。だからできるだけ、自分が「嫌い」と感じるポイントが少ない業界や会社を見つけたいと思います。

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