(写真は、就活解禁日に開かれた合同会社説明会には大勢の学生が参加した=2022年3月1日、福岡市中央区)
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(写真は、就活解禁日に開かれた合同会社説明会には大勢の学生が参加した=2022年3月1日、福岡市中央区)
5人に1人がすでに内々定ゲットだが…
内々定を得た企業の業種は「IT・ソフトウェア・インターネット」が25.4%でトップ、次いで「教育・福祉・その他サービス」の10.8%。IT系が突出しています。選考が早いベンチャー系などが多いと思われます。その他の業界は気にするほどでもないことが分かります。
早期の内々定は、多くがインターンを入り口に選考につなげる形ですが、インターン経由の選考だけで採用を終える企業はほとんどありません。よく学生から「インターンの選考に落ちた企業はもう無理ですか?」と聞かれますが、志望度が高いなら諦めずにエントリーしてください。インターン参加は好印象を与えられれば選考で有利になりますが、参加できなかったから不利ということはありません。
(写真は、合説の企業ブースで説明を聞く参加者たち=2022年3月1日、東京都江東区)
オンラインと対面の「いいとこどり」
オンライン説明会は移動しなくてよいので、一日に複数の説明会を効率的にハシゴできます。一方で、対面の説明会に行けば社員に直接会えますから、会社の雰囲気や社風を感じ取ることができます。合同企業説明会では、ちょっとでも気になった会社のブースに立ち寄ってみてください。その「たまたま」が「運命の会社との出会いだった」という人は毎年大勢います。オンラインと対面、双方のメリットを最大限活用して、ぜひ「いいとこどり」をしてください。
●「あさがくナビ」のイベント案内はこちら(オンライン・対面とも、大規模、少人数、業界別など多彩な内容です)
(写真は、オンラインで行った損害保険ジャパンの説明会。一方、昨年はやらなかった対面の社員座談会は復活させる=2022年3月1日、東京都千代田区)
対面面接では声の張りと大きさ意識して
ここで必ず意識してほしいのは、声を張り、普段より大きめの声で話すことです。オンラインならマイクを通じて小さな声でも届きますが、対面の場合、マスクやパーテーション越しの面接も多く、同じ調子で話すと相手には聞き取りにくいからです。面接では一度は「少し大きな声で話してもらえますか」と言ってくれるでしょうが、何度も注意はしてくれません。面接で声が届かなければ何も言っていないのと同じ。少し意識すれば誰にでもできることですね。
(写真は、模擬面接で参加企業から指導を受ける学生たち=2021年11月7日、松江市、しまね産学官人材育成コンソーシアム提供)
BtoBや中堅中小にも
最後に、出遅れた人へ。今まで企業研究や自己分析にしっかり取り組む時間がなかった人には「説明会で企業研究+自己分析」をオススメします。先輩の体験談です。「興味のあるなしや業界に関係なく、多くの説明会に参加しました。たくさんの企業に接することで本当に興味のある業界を見つけることもでき、自然と業界研究につながりました」(地方銀行内定)。「ひたすら説明会に参加しました。続けると、働くうえで譲れないものの優先順位がはっきりしてきました。どれだけワクワクしながら会社でやりたいことをイメージできるかで選びました。それこそが私にとっての自己分析でした。自己分析と企業分析が同時並行で進められました」(ホテル内定)。説明会に参加しながら自分を見つめ、同時に自分に合う企業を探す方法です。
その際、一般には有名ではないBtoB(企業間取引)企業や中堅中小企業にも目を向けてください。有名大手企業にはエントリーが集中しますし、多くが早くから準備万端で臨んでいるので狭き門です。視野を広くして自分の可能性を広げましょう。とにかく、オンラインも含めて積極的に行動すること。当たり前ですが、自分が動かなければ結果は得られません。「あさがくナビ」をはじめとするスカウト型のサイトに自分の情報を登録して企業からのオファーを待つのも行動の一つですよ。
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