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(写真は、待遇格差の是正を求めた二つの訴訟の最高裁判決を受けて、それぞれの原告側が掲げた対照的な幕=いずれも東京都千代田区)
★【労働】正社員とは「責任に一定の違い」 最高裁、賞与認めず(10/13.Tue)
非正社員と正社員の待遇格差をめぐる2件の裁判で、最高裁第三小法廷が13日、それぞれ判決を言い渡した。原告側は正社員と同じ仕事なのに賞与(ボーナス)や退職金がないのはおかしいと訴えたが、最高裁はいずれも「不合理とまで評価できない」と判断。一部の支給を認めた高裁判決を一転させた。対象となった職場の事例に限った判断だが、退職金・ボーナスの支給を認めない結論が確定した。退職金が争点となった裁判は、東京メトロ 子会社「メトロコマース」(東京都台東区)の契約社員だった66~73歳の女性4人が起こした。約10年にわたり駅の売店で働いたのに退職金が出ないことは、正社員との不合理な労働条件の違いを禁じた労働契約法20条(今年4月からパートタイム・有期雇用労働法に移行)に反すると訴えた。第三小法廷(林景一裁判長)は、原告らと売店の正社員の仕事は「おおむね共通する」としつつ、正社員には、欠勤などでいない販売員に代わって働く役目や、複数の売店を統括するエリアマネジャーに就くこともあったと指摘。仕事や責任に一定の違いがある上、登用試験で正社員になる道もあったと述べた。さらに同社の退職金には「正社員としての職務を遂行しうる人材の確保」を図る目的があるとして、労働条件に差を付けることは「不合理といえない」と判断。正社員の退職金の25%にあたる賠償を命じた東京高裁判決を変更し、住宅手当などの支給を認めた部分だけを維持した。
★【経済】世界成長率、前年比4.4%減 IMF予測、やや改善(10/13.Tue)
国際通貨基金(IMF)は13日、最新の経済見通しを発表した。2020年の世界の成長率見通しは、前年比4・4%減と6月の予測よりやや改善した。中国経済の急回復や、先進国の空前の支援策が支えとなった。ただ、コロナ危機前の水準に戻るのは「長い上り坂」としており、格差の拡大にも警鐘を鳴らした。主因は、感染拡大の起点となった中国の想定以上の回復だ。2020年には6月予測を0.9ポイント上回る1.9%の成長を予想する。2021年も2020年比8.2%の成長を果たす見通しだ。先進国が2021年でも2019年当時の水準を回復できないのと対照的だ。
★【社会】医薬品卸4社が談合の疑い 東京地検特捜部が家宅捜索(10/13.Tue)
独立行政法人「地域医療機能推進機構」(東京)が発注した医薬品の入札で談合した疑いが強まったとして、東京地検特捜部と公正取引委員会は13日午前、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで医薬品卸大手4社への家宅捜索を始めた。4社に対しては、公取委が2019年11月、検察への告発を前提とした犯則調査権に基づき、家宅捜索していた。特捜部などは、実態解明にはさらなる強制捜査が必要と判断したとみられる。捜索を受けたのはメディセオ、アルフレッサ、東邦薬品(以上、東京)と、スズケン(愛知)の4社。関係者によると、機構が運営する全国57の病院に医薬品を納入する2016年6月と2018年6月の競争入札で、受注者を事前に決めるなどの談合をした疑いがもたれている。受注総額は計約1435億円。
★【経済】初の5G対応「iPhone12」を発表 米アップル(10/13.Tue)
米 アップル は13日午前(日本時間14日未明)に発表会を開き、iPhone(アイフォーン)として初の高速通信規格「5G」対応となる「iPhone 12」や最上位機種「iPhone 12プロ」など新たな4機種を発表した。新4機種はいずれも5Gに対応する。最新チップ「A14 バイオニック」を搭載して処理能力を向上させ、暗い場所などでの写真の撮影性能を上げたほか、高品質の動画方式「ドルビービジョン」を撮影・編集できる。ディスプレーには鮮やかさを従来以上に向上させた有機ELを使用。表面のガラスの強度も高め、落としたときの耐性が従来の4倍になったという。本体部分はこれまでの丸みを帯びた形から、角張ったデザインに変更された。
●5Gスタート! 変わる娯楽・交通・医療…【時事まとめ】も読んでください
★【労働】非正社員の待遇差「不合理」 最高裁、手当や休暇認める(10/15.Thu)
日本郵便(東京都千代田区)の契約社員らが正社員との待遇格差について訴えた三つの裁判の上告審判決で、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)は15日、扶養手当や有給の夏休み・冬休みなど審理対象になった5項目の支給をすべて認めた。継続的な勤務が見込まれる契約社員の労働条件が正社員と違うのは「不合理」などと判断し、同社側の反論を退けた。いずれも裁判官5人の全員一致の結論。裁判は集配などに携わる男性らが東京、大阪、佐賀の各地裁に起こした。東京で3人、大阪で8人が、それぞれ10項目の手当・特別休暇がないことについて労働契約法20条が禁じる「不合理な格差」だと主張。佐賀では1人が有給の夏休み・冬休みがないのはおかしいと訴えた。
●派遣社員に迫る「5月危機」 正社員をめざす意味【5月29日のイチ押しニュース】も読んでください
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