(写真は、自民党総裁選を終え壇上で手をつなぐ安倍首相(右)と石破茂・元幹事長=東京・永田町の党本部)
(写真は、自民党総裁選を終え壇上で手をつなぐ安倍首相(右)と石破茂・元幹事長=東京・永田町の党本部)
1年2カ月後に歴代トップに
安倍氏の首相在職日数は、第1次内閣の366日と合わせて2461日で、歴代5位です(20日現在)。
①桂太郎 2886日
②佐藤栄作 2798日
③伊藤博文 2720日
④吉田茂 2616日
⑤安倍晋三 2461日
⑥小泉純一郎 1980日
歴代1位は、戦前の1901年から1913年まで断続的に首相を務めた桂太郎(写真)。安倍政権が2019年11月20日まで、つまりあと1年ちょっと続けばトップになります。もちろん、政界は「一寸先は闇」。2019年は春に統一地方選挙、夏に参院選がありますから、果たしてどうなることか……。
「おごり」に批判
「権力は腐敗する」と言われます。「1強」が続く中、森友・加計学園問題はいつまでたっても真相が解明されず、財務省が公文書を改ざんしても政治家は誰も責任をとらず、強引な国会運営を繰り返す――。国会議員票82%の安倍氏が地方票で圧勝できなかった原因は、地方議員や党員から政権の「おごり」に対する批判が表れたものだとみられています。
(写真は、自民党総裁に選ばれ一礼する安倍首相=東京・永田町の党本部)
国民の期待は「景気」
就活生にとってはどうでしょう? 「売り手市場」が続き、大卒求人倍率は7年連続上がって1.88倍(リクルートワークス調べ)。今春卒業した大学生の4月1日現在の就職率は98.0%で、調査を始めた1997年卒以来の過去最高を更新しました。これ以上はないくらい就活生にはいい数字です。「おごり」や「忖度(そんたく)」ばかりが目につく安倍政権の支持率が決定的に下がらない要因は、景気にあるわけです。
これからどうなる?
対外情勢も課題山積です。トランプ米大統領は日本の対米貿易黒字を繰り返し批判。日本との間で2国間の自由貿易協定(FTA)を結ぼうとしています。「米国第一」を掲げるトランプ氏と中国との「貿易戦争」も保護主義がさらに強まれば、日本の企業に大きな影響を与えるのは確実。ロシアや北朝鮮との関係も見通せません。日々のニュースで、これからの安倍政権の対応をチェックしてみてください。業界・企業研究にもつながりますよ。
(写真は、共同記者会見でトランプ米大統領と握手する安倍首相=6月7日、米国ワシントンのホワイトハウス)
◆人気企業に勤める女性社員のインタビューなど、「なりたい自分」になるための情報満載。私らしさを探す女子就活サイト「Will活」はこちらから。
※「就活割」で朝日新聞デジタルの会員になれば、すべての記事を読むことができ、過去1年分の記事の検索もできます。大学、短大、専門学校など就職を控えた学生限定の特別コースで、卒業まで月額2000円です(通常月額3800円)。お申し込みはこちらから。
2022/07/03 更新
- 「悪魔」の父、いじめにあった10代 イーロン・マスクとは何者か(18:00)
- 高卒女性が銀行の取締役に 結婚機に辞めるつもりが…自転車で営業へ(16:00)
- 御堂筋線、最後の10系まもなく引退 見守った2人「おつかれさま」(15:00)
- KDDI社長、影響受けた個人や法人に補償検討 最大26万社で障害(13:36)
- KDDI障害、約4千万回線に影響 西日本復旧、東日本は夕方ごろか(13:07)
※就活割に申し込むと、月額2000円(通常3800円)で朝日新聞デジタルが読めます。