
(写真は、2017年11月に収穫したふわふわの綿花=宮城県東松島市、写真家・中野幸英さん撮影)


プロジェクトのホームページには、これまでの活動の経緯や、東北コットンを使ってつくった商品などが紹介されています。「チーム紹介」のコーナーには、「綿生産」「生産支援・調整」「紡績」「商品企画・製造・販売」「協賛」「クリエイティブ」の項目ごとに、企業のロゴが並びます。アパレルやタオル、布団などのメーカーやセレクトショップ、商社など多様な業種が関わっていることがわかります。各社のコーポレートサイトにもつながっています。気になる商品や会社があったら、調べてみましょう。
この記事を読んで私の頭に浮かんだのが、日本コカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」のテレビCMです。俳優の山田孝之さんが登場して、「世界は誰かの仕事でできている」のキャッチコピーのあのCMです。その中の「つながっている」編はこんなストーリーです。
道路工事の作業員がスマホアプリをいじりながら「つくったやつすげーな」→アプリ制作者は弁当を食べながら「この弁当企画した人、マジ神」→お弁当の会社で「お弁当は素材が命。生産農家さまさまね」→農家「野菜は鮮度やけん。運んでくれる人に感謝やね」→トラック運転手「この道完成したんだ。助かるわあ」→道路作業員「つながってんのかもなあ」
そう、世の中はつながっています。たとえば、お弁当を食べるとき、缶コーヒーを飲むときに、その商品に関わっている仕事を想像してみてください。ただ食べる、飲む「消費者目線」から、自分が働く姿を考える「ビジネス目線」への転換です。企業選びの材料はそこらじゅうにころがっています。
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2025/10/26 更新
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