2018年03月05日

森友文書、羽生選手…「特ダネ」の価値はどっちが大きい?【週間ニュースまとめ 2月26日~3月4日】

テーマ:週間ニュースまとめ

 特ダネとかスクープという言葉を聞いたことがあると思います。新聞やテレビなどのメディア業界で使われる用語です。あるメディアがほかのメディアが報じていないニュースを先んじて報じることです。3月2日(金)の朝刊では朝日新聞と読売新聞がともに1面トップで特ダネを掲載しました。朝日新聞は「森友文書書き換えの疑い」、読売新聞は「羽生選手国民栄誉賞」という記事です。ともに大きなニュースで立派な特ダネです。ただ同じ政府絡みの話であっても、朝日の記事は朝日が書かなければ表面化しないまま終わってしまうかもしれないニュース、一方、読売の記事は読売が書かなくても近く政府から発表されるニュースです。スクープの価値としては前者の方が大きいと私は思います。ひとつの記事が世の中を大きく動かすことがあります。朝日の記事がそうなるかどうかはこれからの政治や司法の動きにかかっています。関心を持ってそうした動きを伝える新聞やテレビの報道を見ることで、社会への理解が深まると思います。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色 清)

(写真は、2018年3月2日の朝日新聞朝刊1面トップ記事です)

週間ニュースまとめ

【社会】五輪マスコット「ア」案に決定 市松模様あしらう(2/28.Wed)

 2020東京五輪・パラリンピックの公式マスコットが28日、公式エンブレムの市松模様をあしらった「ア案」に決まった。五輪とパラリンピックが対となった三つの候補作品の中から、全国の小学校20万5755クラスの投票で最多得票だった。ア案は、五輪が伝統と近未来が一つになったキャラクターで、パラリンピックが桜の触角を持った超能力を使えるキャラクター。作者は福岡県在住のイラストレーターの谷口亮さん(43)。米カリフォルニア州の大学で学び、通信教育大手ベネッセの子ども向け英語教材のキャラのデザインなどを手がけたという。

【政治】「裁量労働制の拡大」を削除へ 首相、「働き方」法案で(2/28.Wed)

 政府が今国会の最重要法案と位置づける働き方改革関連法案について、安倍晋三首相は28日、裁量労働制の対象拡大を法案から全面削除することを決めた。裁量労働制をめぐる労働時間の不適切データ問題による混乱の収拾を図り、法案の今国会での成立をめざすが、法案の根幹部分の変更は政権にとって打撃だ。

【就職】就活、解禁 各地で会社説明会(3/1.Thu)

 来春卒業する大学生の採用活動が1日解禁され、各地で会社説明会が始まった。面接などの選考は6月に解禁される。今年の就活も「短期決戦」の様相だが、人手不足に悩む企業が採用活動を前倒しする動きが広がっており、就活日程の形骸化も進んでいる。

【政治】森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える(3/2.Fri)

 学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引の際に財務省が作成した決裁文書について、契約当時の文書の内容と、昨年2月の問題発覚後に国会議員らに開示した文書の内容に違いがあることがわかった。学園側との交渉についての記載や、「特例」などの文言が複数箇所でなくなったり、変わったりしている。複数の関係者によると、問題発覚後に書き換えられた疑いがあるという。

【社会】大成元常務と鹿島幹部を逮捕 リニア談合の疑い(3/2.Fri)

 リニア中央新幹線の建設工事で大手ゼネコン4社が談合したとされる事件で、東京地検特捜部は2日、大成建設元常務の大川孝容疑者(67)と鹿島の営業担当部長大沢一郎容疑者(60)を独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで逮捕し、発表した。3兆円の公的資金を含む総事業費9兆円のリニア建設は、大手ゼネコン幹部らが刑事責任を問われる事態に発展した。

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