2018年03月02日

メモの取り方、秒速予約、突撃参加…先輩内定者の説明会攻略法【今週のイチ押しニュース】

テーマ:就活

 今年の就活が解禁されました。大規模な合同企業説明会が各地で開かれ、みなさんの大学でも人気企業を招いての学内説明会が一斉に始まったと思います。企業主催の会社説明会やセミナーも今月がピーク。今日は「就活体験レポート」のコーナーから、説明会の予約やメモの取り方、質問のポイントなど、先輩内定者が取り組んだとっておきの「説明会攻略法」をお届けします。(編集長・木之本敬介)

(写真は、法政大学の学内企業説明会。みな熱心にメモを取っていた=1日午前、東京都千代田区)

同じ形式でメモ、人事の口癖も大事

 説明会ではメモを取りますよね。ただ、先輩内定者にはメモの取り方の工夫やメモすべきポイントがありました。
 「説明会で聞いた内容を後で思い出しやすいように、話し手の服装や似顔絵をメモ帳に書いておきました」(全国紙記者内定)

 「どの会社でも同じ形式でメモを取るようにしていました。例えば、『会社の概要』『質疑応答』『社員の雰囲気』『説明会の感想』といった感じです。こうすることで、後から見た時に客観的にそれぞれの会社を見ることができます。特に心がけていたのは、言われた事をメモするだけでなく説明会を通して自分が何を感じたのかを『自分の言葉』で書くことです。『自分の言葉』で表現することで自分がその会社にどのくらい興味があるのかを再認識することができました」(全国紙ビジネス職内定)

 「ノート2ページを4分割し、説明自体のメモ、人事の方の名前と雰囲気、口癖、自分の感想を書いていました。意外と口癖はエントリーシートで使いますし、面接でのネタになります。これ、かなり大事です!」(製薬会社など大手7社内定)

 「合同説明会だと小さいメモ帳や手帳だとメモを取りづらいことがあるので、クリップボードを持参すると、座りながらでも立ちながらでもメモが取りやすくなります。また、つまらない質問でも疑問があったらその場で聞いてしまったほうが、後々モヤモヤせずに済みます」(マーケティング会社内定)

 「興味のあるなしや業界に関係なく、多くの企業の説明会に参加しました。興味を持った業界の中から入社したいと思える企業を探し、企業の公式サイトで力を入れている事業や自分が興味のある事業をチェックしました。説明会で聞いた話や社員の方の雰囲気など、たくさんのことをノートに書き出し、ノートを見ればその企業のことがわかるくらい企業研究に力を入れました。また、説明会ごとに、説明担当の社員が変わる場合もあるので、志望度の高い企業は説明会に何度も参加して、企業研究を行いました」(銀行内定)

(写真は、あさがくナビの合説「スーパービジネスフォーラム」=1日午前、東京都千代田区)

事前に一つは質問を準備

 説明会には質問を受ける時間があると思います。せっかくの機会ですから積極的に質問しましょう。事前に質問を考えること自体が企業研究ですし、質問を考えながら社員の講演を聴くと話に集中できますよ。
 「説明会では何か一つ質問するようにしていました。大勢の人の前で発言するのは少し恥ずかしいですが、質問しようと思って話を聞くと、格段に集中力が上がり興味もわいてきます。是非、一度試してみることをオススメします」(大手通信グループビジネスサポート会社内定)

 「会社説明会では、最前列に座りました。疲れでついつい居眠りをしてしまわぬよう、緊張感を持ちたかったからです。最前列という一番目につく席に座ると、身が引き締まって最後まで真剣に話を聞くことができました。また、必ず質問をするように意識していました。真剣に話を聞いていたからこそ湧いてくる疑問を、企業の人にぶつけることで理解が一層深まり、その後のESや面接の役に立ちました。質問が思い浮かばなかった場合は、むやみに質問するのではなく、他の学生の質疑応答に耳を傾けていました」(大手製薬会社内定)

 「会社説明会では、必ず人事の方に直に質問をしたりお話をしたりしていました。志望度が高い企業の説明会には全て参加し、そのことを面接でアピールしました。説明会前には日経テレコンを使って企業についてリサーチし、質問内容を事前に用意していました」(飲食業内定)

 事前の企業研究には、みなさんの大学図書館にほぼ入っている朝日新聞の記事データベース「聞蔵(きくぞう)」や、朝日新聞デジタルを活用してください。「企業名+1年分」で検索し、最近の企業の動向を押さえましょう。

(写真は、ヤフオクドームでの合説=1日午前、福岡市中央区)

ぶら下がり取材

 もっと深い話を聞くには、説明会の後、社員に個別に質問することです。人事の社員は個別質問を想定していますから応じてくれます。人事以外の社員が来ていたら、さらなるチャンス。仕事の話を生で聞けます。
 「その会社の求める人物像を考えながら、お話を聞きました。(説明の後)社員の方となるべく直接お話しして、会社の風土や雰囲気を知るようにしました。直接お話しすることで、資料で得られる情報以上に、自己PRや志望動機につながるヒントを見つけることができました」(大手証券会社内定)

 「説明プレゼンのスライドはありきたりのことしか書いていませんので、発展した内容を聞くには、社員に直接、ぶら下がり取材すると良いと思います」(大手家具製造販売会社内定)

 「ぶら下がり取材」とは、安倍首相の周りを記者が取り囲んで立ったままやりとりする、あれです。人気企業だと質問したい学生がたくさんいるので、たいていこの形になります。臆せずどんどん輪に加わりましょう。名刺をもらえれば、連絡を取ってOB・OG訪問に応じてもらえるケースもあります。

 「暇そうな社員に話しかけに行き、名刺を貰って後日OB訪問をさせてもらいました」(総合商社内定)

(写真は、首相官邸でぶら下がり取材に答える安倍晋三首相=2017年12月1日)

見られている!

 説明会やセミナーが選考に直結する会社もあります。
 「説明会で心がけたのは、『しっかりメモをとる』『必ず一つは質問する』『基本的なマナーをしっかり守る』『記入式アンケートはきちんと心をこめて書く』でした。アンケートに連絡先を書く欄があったり、説明会で席が決められていて名札を付ける形式だったりすると、後で人事から面談の連絡がくることが多いです。どんなに小さな説明会でも必ず人事の方は見ていることを意識した方がいいと思います」(マスコミビジネス職内定)

予約は秒速、「突撃」参加も

 人気企業の説明会は応募が殺到して、すぐに「満席」になります。
 「個別説明会は多くの場合、突然案内が来て、メーカーとかであれば秒で埋まります。なので、スマホにもパソコン用のメーラーは入れておいて、通知オンにし、即座に対応できるようにしましょう」(大手信託銀行内定)

 「説明会の予約は、大手の企業だと数分で満席になることがほとんどだったので、受付開始のメールが来たらその瞬間に予約をするよう意識していました。説明会ではもちろんメモをとっていましたが、家に帰ったらその日のうちに行った企業の感想を書いておくようにしていました」(地図情報会社に内定)

 「説明会の予約はかなり面倒で手間がかかります。私は毎日23時から1時間だけを説明会などのスケジューリングの時間にしていました。参加したいにも関わらず満席の場合には、気にせず突撃していました。案外、説明会に参加させてくれるものです」(大手銀行内定)

 大規模な説明会だと、申し込んでも当日の都合で欠席する学生が必ずいるものです。この「突撃」がいつも成功するとは限りませんが、志望度の高い企業についてはやってみる価値があるかもしれません。最近は中継によるWEB説明会を実施する企業も増えています。地方の学生は積極的に活用して下さい。

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