2013年06月07日

インターンシップから始めよう! 朝日新聞社も募集中

テーマ:就活

ニュースのポイント

 各企業の夏のインターンシップ(就業体験)の募集が始まりました。インターンシップは、企業の本当の姿や具体的な仕事を知るまたとないチャンスです。企業も10分、20分の面接ではわからない学生の素顔を知ることができ、ミスマッチを防ぎます。インターンに参加した企業から内定を得た学生のケースを紹介します。

 今日取り上げるのは、生活面(32面)の連載企画「就活のかたち④/本当の姿見せ合う/就業体験、人柄と社風を理解」です。
 記事の内容は――東京の大学4年の男子学生は就活に行き詰まっていた今年2月、「就労体験型学生派遣」という有給のインターンシップに参加した。3Dプリンターで医療用の人体模型などをつくる横浜市の中小企業。初めて聞いた会社だったが、本社や長野県の工場で生産工程を見て、品質にこだわる姿勢や風通しのよい社風を感じ「こんな会社で働ければいいかも」と思った。4月に入って採用面接の打診があり、社長面接で即内定。学生は「自分のほんとうの人柄を、短時間の面接では伝えられない。でも今回は、就業体験を通じてちゃんとみてもらえた」と語る。

(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)

就活アドバイス

 インターンシップは、学生が一定期間、企業や官公庁で行う就業体験です。実際の仕事を体験することで、働くイメージを明確にし、仕事選びのヒントにすることができます。推奨している大学が多く、授業の単位として認められるケースもあります。原則無報酬で、大学3年の夏休みに数日から10日間程度実施される形式が主流。経団連の倫理憲章は「インターンシップは採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う」としていますが、記事の学生の言葉にもあるとおり短時間の面接より学生のことがわかるので、採用選考の参考にしている企業も多くあります。今年はインターンシップを実施する企業が増えているようです。

 みなさんにとっても、会社説明会ではわからない社風や具体的な仕事内容を知る機会ですから、積極的に参加することをお薦めします。朝日新聞社のインターンに参加し「何も知らずにとりあえず申し込んだけど、新聞社にはいろんな仕事があることがわかり、魅力的な社員にも会えた」と、その後の採用試験を受ける学生も毎年多くいます。人気企業のインターンには学生の応募が殺到し、書類選考のほか、面接で参加者を選ぶ企業もあります。参加しないと採用選考に不利ということはありませんから、参加できなくても落ち込まないように。

 この朝日学情ナビのトップページには「インターンシップ情報」のコーナーがあり、直接エントリーできる企業もあります。朝日新聞社も記者・ビジネス・技術の3部門で夏のインターンシップの募集をしています。朝日新聞社のインターンシップホームページをのぞいてみてください。

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