ニュースのポイント
今日取り上げるのは、経済面(6面)の「はばたけ新入社員/入社式/訓示、働き方改革も」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版から)です。
(写真は、日本航空グループの入社式。新入社員が植木義晴・日航社長とともに紙飛行機を飛ばして飛躍を誓った=3日、羽田空港)
経済面の記事や朝日新聞デジタルに載ったトップあいさつから、社長や首長の言葉をピックアップします。
◆新入社員の過労自殺事件が経営トップの引責辞任にまで発展した電通・山本敏博社長「多大な心配をおかけし、心苦しく感じている。壁に直面し、落ち込むことや苦しいと感じることもあると思うが、一人で抱え込むのではなく、周囲に目を向けてほしい」(新入社員145人)
◆東海東京証券を傘下に持つ東海東京フィナンシャル・ホールディングス・石田建昭社長「仕事以外でもオフの時間を充実させてほしい」(同社は仕事で使うパソコンの電源が月~木曜は午後8時、金曜は午後6時に自動的に落ちる仕組みを導入した)(200人)
霞が関の省庁や地方自治体では、トップがホットな話題に触れました。
◆組織的な天下りあっせんが問題化した文部科学省・松野博一文科相「文科省は国民の皆さんの信頼を著しく損ねたが、皆さんが萎縮する必要はない。理想、初心を忘れることなく元気に働くことを期待する」(新入職員60人)
◆東京都・小池百合子知事「都民ファーストの視点を常に持つ。誠実、公正に職務と向き合ってほしい」(2263人)
朝デジや新聞の地域面には、地方の企業や自治体のトップの言葉が載っています。
◆家電事業が好調なアイリスオーヤマ(仙台市)・大山健太郎会長「東芝やシャープなど家電メーカーの経営が厳しい中で好調なのは、消費者目線で商品を作っているからだ。世界でも展開していく」(241人)
自治体でも「働き方」は変わっているようです。
◆函館市・工藤寿樹市長「昔の公務員は『休まず、遅れず、働かず』と言われたが、時には休んで、新しいものをたくさん取り込んでほしい」
◆三重県・鈴木英敬知事「もし可能なら特に男子諸君も積極的に家庭に関わってほしいし、そういう働き方をいまのうちから身につけてほしい」(104人)
2025/04/02 更新
※就活割に申し込むと、月額2000円(通常3800円)で朝日新聞デジタルが読めます。
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