ニュースのポイント
今日取り上げるのは、経済面(8面)の「トヨタ 5年ぶり減益/9月中間/円高、純利益24.8%減」と「大手7社減速 米市場にも変調」です(いずれも東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版)。
決算は、企業が一定期間の経営成績や財政状態をまとめて、いくらお金を使って、いくらもうけたか、財産の状況はどうなっているのかを明らかにする手続きのことです。法律で1年に1回は行うことになっていますが、会計年度の途中で半年間の実績をまとめたものが中間決算です。
数十年勤めるかもしれない会社を選ぶ就活では、短期的な決算に一喜一憂することはありません。ただ、一企業の動向だけでなく、業界、さらに日本経済、世界の経済といった大きな流れを押さえ、先を見通す努力はしておくべきです。業界・企業の今後も見えてきます。決算記事はその大きなヒントになります。
過去十数年間のトヨタの中間決算の推移を表したのが上のグラフです。2000年代に伸びていた業績が2008年のリーマン・ショックで暗転し、2011年の東日本大震災が追い打ちをかけましたが、2012年以降急回復。ところが、今年になって売上高、営業損益、純損益とも下落に転じました。いま転換点にあることが一目でわかりますね。こうした大きな流れを踏まえたうえで、各社の今後の経営戦略などを調べてみましょう。業界・企業研究が深まりますよ。
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2025/04/02 更新
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