ニュースのポイント
IT大手のヤフーが週休3日制の導入を検討しています。人工知能(AI)を活用して、働き方を柔軟にし、生産性を高めて、新しい発想にもつなげる狙いです。休日をきちんと取れるかどうかは、充実した私生活を送るためにも、しっかり働くためにもとても大切なことです。ただ、休みにばかり目がいっていると痛い目にあいかねません。(編集長・木之本敬介)
今日取り上げるのは、経済面(6面)の「ヤフー、週休3日制検討」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版)です。
IT大手のヤフーが週休3日制の導入を検討しています。人工知能(AI)を活用して、働き方を柔軟にし、生産性を高めて、新しい発想にもつなげる狙いです。休日をきちんと取れるかどうかは、充実した私生活を送るためにも、しっかり働くためにもとても大切なことです。ただ、休みにばかり目がいっていると痛い目にあいかねません。(編集長・木之本敬介)
今日取り上げるのは、経済面(6面)の「ヤフー、週休3日制検討」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版)です。
「週休3日」をすでに導入している会社もあります。昨年10月に導入したのがファーストリテイリング。国内のユニクロで働く地域正社員を対象に、希望に応じて週休3日制を選べる制度で、お客が多い土日を含む週4日働き、平日に3日休む方式です。出勤日の労働時間を1日8時間から10時間にして週あたりの労働時間は40時間。週休2日の場合と同じなので1日あたりの仕事はきつくなります。
大分県国東市の段ボールクラフト会社「アキ工作社」は2013年に導入しました。労働時間を見直して効率良く仕事をし、社員は生み出した時間を地域活動や自身のスキルアップに充てています。売り上げは維持できていて、「自分の時間がとれる」と社員の満足度も高いそうです。同社はこれを「国東時間」と名付けて提唱し、地域の商店などに広がっています。クリーニング店が定休日をなくしつつ閑散期には長期休暇をとるなど、業態や客層に合わせて効率の悪いところを見直しています。
今日のヤフーの記事の隣には、「みずほ、介護休業2年に」という記事が載っています。みずほフィナンシャルグループが、社員がとれる介護休業の期間を1年から2年に延長し、休業中に賃金の一定割合の手当を出すことにしたというニュースです。
志望する企業については、ふだん休みがどのくらい取れるのかに加えて、育児休業(育休)、介護休業などの制度も調べることをお勧めします。制度は整っていても取りにくい会社もあります。こうした実態はOB・OG訪問など個別に社員と話す機会に確認しましょう。ただ、企業の採用担当者と話すと「休みやワーク・ライフ・バランスのことばかり聞いてくる学生が増えた」との嘆きをよく聞きます。最初から「休み」について聞いたのではやる気を疑われます。仕事のやりがいなどをしっかり聞いた後に確認するようにしてくださいね。
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2024/11/21 更新
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