ニュースのポイント
今日取り上げるのは、経済面(8面)の「国産ウイスキー人気 原酒品薄/各社、海外産品ぞろえ強化」(東京本社発行の朝日新聞朝刊最終版)です。
ハイボールはウイスキーのソーダ割り。飲み会では「とりあえずビール」が定番ですが、最初からハイボールを頼むのも当たり前の光景になりました。昔からあった飲み方ですが、今のハイボールブームをつくったのはサントリーです。ウイスキー市場は1983年をピークに急激に縮小し、2007年の販売量は6分の1まで落ち込みました。そこで、サントリーは2008年、「ハイボール復活プロジェクト」を仕掛けました。若者に「角瓶」をビール感覚で飲んでもらおうと、試行錯誤の末に「角ジョッキ」を開発。割り方や氷の量などにこだわり、2009年から大ヒットしました。メーカーが仕掛けたブームの好例です。
こうした企業の具体的な取り組みからは、時代状況や消費者の嗜好(しこう)の変化を探ったうえで、売り上げ増をはかる各社の戦略が見えてきます。ときには、「ハイボール復活プロジェクト」のように、「時代をつくる」ほどの大ブームを生み出すことも。同プロジェクトについては、サントリーHDの採用ホームページで紹介されています。新聞記事や各社のHPなどで具体例を知ると、仕事のイメージも少し湧いてきます。欠かせない企業研究ですよ。
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2025/04/02 更新
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