親しくしていただいている漫画家の弘兼憲史さん(サラリーマンのバイブル『島耕作』シリーズでおなじみ)と、笑い話でよく言い合うのですが、
人は……
「判断力」がなくて「結婚」する。
「忍耐力」がなくて「離婚」する。
そして、
「記憶力」がなくて「再婚」する。そんなおバカな動物なんだそうです。(原典:フランス人劇作家
アルマン・サラクルーの名言)
実は私も弘兼さんも、まさにそのパターン、「○2(マルニ)」です(用語解説:バツイチは現在シングルの人、マルニはその後、再婚した人)。
結婚する前は、お互い、ハート型のフレームの“恋愛メガネ”で相手を見ていますから、冷静な判断力なんてありません。でも、冷静な恋愛なんて、なんだか楽しくなさそー。
そして、結婚後、案の定、「こんなはずじゃなかったー!」と離婚。
離婚に至るまで大変な思いをして、「二度と結婚なんてするもんか!」と心に決めたはずなのに、学習能力がなく、また「勢い」で2ゲーム目に突入……。我ながら笑っちゃいます。
でも幸せなら、それでいいのです。
女性が自由な選択をするために大事なことはただ一つ。自分の食い扶持(ぶち)を自分で稼ぐこと。
だから、「勢い」主義の私でも、唯一、結婚相手にこだわっている条件があります。
それは、女性が働き続けることを心から「当たり前」と思っている男性を選ぶこと。願わくば、「働いているキミが好き」くらいの、感覚の持ち主がいいですね。
もちろん、病気とか、介護とか、リストラとか、いろんな理由で一時的に職を失うことはあるでしょう。そのリスクは男性の側にもあります。